yura
Last Updated on 2025年5月19日 by yura
「違う園へ転職したい…」。しかし保育士転職は「何から始めればいいのか」が分からず、不安が大きいものです。本記事では各ステップで押さえるポイントを丁寧に解説します。これを読めば、履歴書作成から面接、園見学、現職場の退職についてまでスムーズに進められるはずです。
Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育園で保育士として4年間勤める(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く幼稚園パート(保育補助)として勤務している。
自己分析:あなたの強み・軸を明確にする
- あなたの保育士としての経験をまとめる
- 担当年齢(0~2歳/3~5歳)
- 得意な保育領域(制作/運動遊び/リトミックなど)
- リーダー経験(保育計画作成、クラス運営責任など)
- 転職の動機とキャリアビジョン
- 「給与アップ」「働き方の見直し」「キャリアアップ」など、目的を言語化
- 5年後・10年後の理想像を描き、逆算して必要なステップを整理
- 自分の価値観を言語化
- 教育方針(自由保育重視か、カリキュラム重視か)
- この段階で「やりたいこと」「譲れない条件」を明確にしておくと、求人選定の精度が格段に上がります。
情報収集:求人票・サイト・エージェントの使い分け
求人票のチェックポイント
- 雇用形態:正社員・契約社員・パートの違い
- 給与・待遇:基本給+手当の内訳、昇給・賞与の有無
- 勤務時間・休日:シフトパターン、年間休日数、実働時間
- 園の規模・定員:園児数と職員配置のバランス
転職サイト or 転職エージェント
項目 | 情報量 | サポート体制 |
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転職サイト | 自分で検索、応募できる | 自己管理が基本 |
転職エージェント | 非公開求人や独自求人を紹介 | 書類添削・面接対策・条件交渉を代行 |
おすすめ併用法
- まずは求人サイトで市場感を把握
- 気になる園が見つかったらエージェントに相談
- 細かい条件交渉やスケジュール調整はエージェント経由で
履歴書・職務経歴書の準備
履歴書の書き方ポイント
- 写真:清潔感のある襟付きブラウスorシャツ。笑顔過ぎず真面目すぎない表情を。
- 志望動機:
- 「なぜ当園か」+「自分の経験でどう貢献できるか」をセットで。
- 例:「御園の異年齢保育方針に共感し、3~5歳児担任経験を通じて○○を実現できます」
- 自己PR:
- 数値や具体例(クラス運営人数、イベント開催実績など)を盛り込む
職務経歴書の構成
- 職務要約:保育士歴●年/クラス担任歴●年
- 職務詳細
- 担当クラス・業務内容(保育計画、保護者対応、スタッフ教育など)
- 実績・成果(欠勤率改善、保護者アンケート結果向上など)
- スキル・資格
- 保育士資格のほか、幼稚園教諭免許や英会話スキルなど
- 自己研鑽
- 研修・セミナー、ボランティア、保育関係の講演会参加など
面接対策:質問項目と回答のコツ
よく聞かれる質問例
- 「転職理由を教えてください」
- 「あなたの強み・弱みは何ですか?」
- 「当園で挑戦したいことは?」
- 「子どもとのトラブル対応経験を具体的に」
回答のフレーム
- PREP法(Point→Reason→Example→Point再提示)
- 結論
- 理由
- 具体例
- 結論の再提示
NGポイント
- ネガティブな言葉ばかり並べない
- 「お金が目当てです」など、動機が単一になりすぎない
- 事実と感情が混在しすぎて要点がぼやける
園見学でのチェックポイント
- 職員間のコミュニケーション
- 保育環境・設備
- 清潔さ、安全対策(フェンス・消毒など)
- 遊具・教材の充実度
- 教育方針の具体性
- 現場の子どもたちの様子
現職場の退職手続きと注意点
- 退職の意思表示
- 原則として直属の上司に申し出(引継ぎがあるので遅くても2ヵ月以上前)
- 退職願(書面)のフォーマットを準備し、正式に提出
- 業務引き継ぎ
- 引き継ぎ資料(マニュアル・スケジュール表)を作成
- 後任者や同僚への説明・引継ぎ
- 有給休暇の消化
- 法的に取得可能な残有給を確認
- 退職日までに消化できるよう調整
- 職員への挨拶
- 同僚、上司、保護者、園児に挨拶
- 私物整理とデスクの最終チェック
- 社会保険・雇用保険の手続き
- 離職票の発行時期を人事に確認
- 健康保険証の返却方法や次の保険切り替えスケジュールを把握
まとめ:スタートアップガイドの活用法
- 元保育士の強みをしっかりアピールし、専門性を武器にする
- PDCAサイクルで履歴書・面接対策・退職手続きをブラッシュアップ
- 内部リンク(本記事→各詳細記事)を活用し、さらに深掘りする
まずはこの記事を“転職活動のマップ”としてブックマークし、迷ったときはページを開いて一つずつクリアしていきましょう。新しい保育職場での活躍を心から応援しています。