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「保育士しか経験がない…」未経験でも事務職に転職できる自己PR・志望動機の作り方:例文あり

yura
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Last Updated on 2025年6月23日 by yura

保育士としての仕事にやりがいを感じながらも、将来や働き方を考えて「事務職に転職したい」と思う方は少なくありません。しかし実際に転職活動を始めると、こう感じることはありませんか?

「保育士しか経験がないのに、事務職に転職できるの…?」

「パソコンスキルもそんなに高くないし、自己PRに書くことがない…」

今回はそんな悩みを抱える保育士の方に向けて、「未経験でも事務職に転職できる自己PR・志望動機の作り方」を丁寧に解説します。実際に使える文例も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

yura(筆者)
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Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育園で保育士として4年間勤める(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く幼稚園パート(保育補助)として勤務している。

事務職の転職求人倍率は高い?

厚生労働省が公表した「一般職業紹介状況(令和5年10月分)」によると、一般事務の有効求人倍率は0.35となっています。有効求人倍率とは、求職者1人に対してどれだけの求人があるかを示す指標で、1.0を上回っていれば求人数が多く、比較的転職しやすい傾向にあります。
それに対して一般事務は1.0を下回っているため、求人数に対して応募者が多く、競争が激しい職種であるといえるでしょう。

ただし、転職が難しいかどうかは応募者個人のスキルや経験によって異なります。事前にしっかりと選考対策を行い、自分の強みをアピールできれば未経験からでも事務員としての採用を目指すことは十分に可能です。

本当に未経験で大丈夫?

保育士から事務職への転職を考えていても、「いきなり正社員は不安…」「事務職は倍率高いから未経験だと採用されないんじゃ…」と不安に感じる方も多いと思います。

そんな方におすすめなのが、未経験から事務職デビューをサポートしてくれる無期雇用派遣サービスの『マイナビキャリレーション』です。マイナビキャリレーションでは、就業前のビジネスマナーやPCスキル研修が充実しているので、事務職が初めての方でも安心してスタートできます

また、就業先企業で直接雇用が決定した実績もあるので、経験を積まれたうえで正社員を目指すことも可能です。サイトには幼稚園教諭から事務員に転職した方の体験談も掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

保育士から事務職へ転職する人は実は多い

一見、まったく違う職種に見える「保育士」と「事務職」ですが、実は共通点や活かせるスキルは多く存在します。

保育士のスキル事務職での活用例
報告・連絡・相談などのコミュニケーション能力社内外との調整・電話・来客対応
正確な書類記録(連絡帳、日誌、書類)データ入力・請求書処理・各種文書作成
時間管理・スケジュール調整会議設定・納期管理・業務の優先順位付け
保護者や子どもへの丁寧な対応クライアントや上司へのビジネスマナー

つまり、「保育士しかやってこなかった」ことを、「事務でも役立つ強み」として言い換えることがポイントです。

自己PRは「実績+汎用スキル+意欲」で構成する

自己PRの3要素

事務職未経験であっても、以下の3点を押さえると説得力のある自己PRになります。

  1. 実績:保育士としてどのような働きをしてきたか
  2. 汎用スキル:その中で身につけた、どの職種にも通じる力
  3. 意欲:なぜ事務職に挑戦するのか、その熱意と準備

自己PR文の例①(保育士から事務職へ)

私は保育士として5年間勤務し、常に報連相を徹底しながら、子ども一人ひとりの発達に合わせた対応を心がけてきました。
特に保護者対応や園だよりの作成、日誌・指導案作成など事務的な業務も多く経験し、正確に物事を処理しながらチームで動く力を身につけました。
現在はWordやExcelの基本操作を学び直しており、未経験ではありますが、事務職としても貢献できるよう準備を進めています。前職で培った対応力と責任感を活かし、今後は裏方から組織を支える仕事に取り組みたいと考えています。

自己PR文の例②(保育士から事務職へ)

保育の現場では、保護者、職員、子どもなど様々な立場の人と関わる中で、情報を整理し、調整する力が求められます。私は行事準備や緊急時対応など、チームで動く業務を円滑に進めるため、常に相手の立場を理解し、伝え方を工夫するよう心がけてきました。そうした経験を通して培った「調整力」や「対人スキル」は、事務職においても、社内の円滑なコミュニケーションや業務推進に活かせると考えています。

志望動機は「共感」「経験の活用」「企業理解」で差をつける

志望動機でありがちな失敗は「保育士がつらかったから事務に転職したい」というネガティブな理由を前面に出してしまうことです。
もちろん、そうした理由が出発点でもかまいませんが、以下の3点を意識してポジティブな転職理由に言い換えましょう。

志望動機の構成ポイント

  1. 共感・興味:「なぜその会社の事務職なのか?」というきっかけ
  2. 経験の活用:「自分の何を活かせるのか?」という前向きな転職理由
  3. 成長意欲:「今後どうなりたいか?」という展望

志望動機文の例(保育士→一般企業事務)

貴社の「社員が安心して働ける環境を整える」という企業姿勢に共感し、ぜひその一員として働きたいと思い応募いたしました。
保育士として、子どもや保護者、職員間の調整を行ってきた経験から、状況を把握して正確に事務を進める力には自信があります。
また現在はビジネスマナーやExcelの操作も独学で習得中であり、今後は事務職として組織を円滑に支える存在になりたいと考えています。

筆者の場合(幼稚園事務員へ転職する際に書いた志望動機)

「こちらの職を志望した理由は、幼児教育現場を事務職としてサポートすることに関心があり、自分のスキルを活かせる職務内容であるように思えたからです。前職では4年間保育士として働いていました。そこで働く過程で、保育の現場を十分に機能させるためには保育士による保育だけではなく、その周辺業務を円滑に進めることが必要不可欠であると感じ、そのような業務に携わることに関心を抱いていました。また、保育現場では書類仕事も多く、パソコンを使用した業務も日常的に行っていました。保育と幼児教育という違いはありますが、4年間実務に当たった経験を活かせる仕事だと思い、志望いたしました。」

書類作成前にやっておきたい「自己棚卸し」

自分の経験を事務職向けにアピールするには、まずは「自己棚卸し」が効果的です。以下の質問に答えてメモしてみましょう。

  • 保育士としてどんな業務に関わってきたか?(例:連絡帳、名簿管理、保護者対応、備品発注)
  • 自分が得意だったこと・褒められたことは?
  • チーム内での役割やポジションは?
  • 他職種でも活かせそうなスキルは?

この作業を経てから書くと、自己PRにも説得力が出てきます。

面接で聞かれる「なぜ保育士を辞めたのか?」の答え方

書類選考を通過した後、面接でよく聞かれるのが「なぜ保育士を辞めたのか?」という質問です。
この質問では、過去の否定や職場の愚痴にならないよう注意が必要です。

ポイントは「未来志向に言い換える」こと

NG例:

🚫:残業が多く、体力的にきつかったので辞めました。

OK例:

✅:子育てと仕事のバランスを見直す中で、事務職として長く働ける環境に魅力を感じるようになりました。

まとめ|保育士経験は事務職でも必ず活かせる

保育士の仕事は人と向き合い、細やかに気を配りながら責任を持って業務をこなす職業です。
その経験は、どの会社でも求められる「対人力」「調整力」「事務処理力」へとつながっています。

未経験だからと自信をなくさず、言い換えと準備で「強み」に変えていくことが大切です。
ぜひ今回の内容を参考に、納得のいく転職活動を進めてくださいね。

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