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保育補助の扱いがひどい…現場で感じた理不尽とその理由とは?

yura
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Last Updated on 2025年7月9日 by yura

保育補助(フリー保育士・パート保育士)として働いていると、園によっては「こんな扱い、ひどくない?」と思ってしまう瞬間に直面することがあるでしょう。保育補助は持ち帰り仕事や書類作業も少ないですが、正規の保育士と違った悩みや大変さもあります。

本記事では、保育補助の立場で現場に感じた理不尽な実態と、なぜそうなってしまうのかの背景、そしてその中でも前向きに働くためのヒントをご紹介します。

yura(筆者)
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Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育園で保育士として4年間勤める(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く幼稚園パート(保育補助)として勤務している。

「保育補助の扱いがひどい」と感じる具体的な場面

雑用ばかり押しつけられる

掃除、洗濯、給食の配膳、トイレ掃除……。これらの業務はもちろん大切ですが、「子どもと関わる時間がほとんどない」「他の職員が避けたがる作業ばかりが回ってくる」といった状況が続くと、自分が「雑用係」にしか見られていないように感じることがあるようです。

子どもとなるべく関わらず、黙々と雑用だけをしていたいという方にとっては良いかもしれませんが、せっかく保育園・幼稚園で働いているのであれば、子どもと関わりたいという方もいるはずです。子どもとの信頼関係も築けないので、「〇〇先生(担任)がいい~」と泣かれてしまうことも…

子どもを任されすぎる

一方で、「先生、この子見てて!」と、正規職員が自分の都合で子どもを丸投げしてくるケースもあります。責任ある行動を求められるにもかかわらず、保育計画には関われず、書類業務も触れさせてもらえない…。「都合の良い人手」として使われているような感覚に陥る方もいるでしょう。

正職との明らかな待遇差

保育補助とはいえ、有給の取りやすさ、職場での発言権、行事の関与度など「立場の違い」をあらゆる場面で突きつけられます。これが職場の人間関係にもつながり、「どうせ補助だから」という空気から、孤独感を感じてしまう人もいるようです。

いろんなクラスをたらい回しにされる

園によっては、クラス固定の保育補助の方もいれば、いろんなクラスに入る保育補助の方もいます。フリー保育士だと、毎日違うクラスに入ることもあると思います。
そうすると情報の行き違いで、「このクラスに入って」と言われたのに、いざクラスに行くと「入らなくていい」と断られたりすることも…。

yura(筆者)
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私もフリー保育士ですが、入るクラスが違うと活動の違いや、担任によって指示が違うこともあるので、臨機応変な対応が求められます。そういう意味では、担任とは違った大変さもありますね。

なぜ保育補助はひどい扱いを受けることがあるのか?

立場と業務範囲のあいまいさ

保育補助は無資格でも働けることが多いため、正規の保育士と比べて「責任ある立場」ではないと思われがちです。このため、業務上も「補助的に動くべき人」とされがちで、役割が曖昧なまま扱われるケースが多くなっています。

職員の人手不足により、本来以上の業務を担わされる

近年の保育現場では、慢性的な人手不足が続いています。
そんな中で保育補助は「とにかく人手としてカウントできる存在」として重宝される反面、教育的配慮や待遇改善には後回しにされがちです。人手として頼りにされるのはありがたいことですが、それに見合った権限や待遇が与えられないのは問題です。

組織内のヒエラルキー

保育園や幼稚園といった閉鎖的な職場環境では、上下関係が根強く残っている園もあります。
「保育士>保育補助」という構図が固定化されている園も多く、補助が意見を言いにくい、評価されにくい空気があるでしょう。

扱いに納得がいかないなら、転職も選択肢に

保育補助自体に不満は無いが、「ひどい扱いを受けてまで続けるべきなのか」と悩んでいる方は、環境を変えることも真剣に考えてみてください。

転職することで…

  • 自分のスキルが正当に評価される
  • 人間関係がフラットな園に出会える
  • 働き方(時間・仕事内容)に合った職場を見つけられる

といった可能性が開けます。

転職を検討する際は、保育士向けの転職支援サービスを活用するのがおすすめです。
たとえば、【レバウェル保育士】は非公開求人も多く、保育補助の求人も多数取り扱っています。また、事前に職場の雰囲気や評判も確認可能で、条件交渉や見学日程の調整もお任せできます。連絡手段も選べる(LINE・メール・電話)ので、忙しい方でも安心です。

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保育補助の良いところ

「保育補助のひどい扱い」に悩む人がいる一方で、職場環境によっては、保育補助だからこそ得られる良い点・魅力もあります。

責任の重さが比較的少ない

  • 正規の保育士と比べて、保育計画や書類業務、保護者対応などの責任ある業務が少ない傾向があります。
  • その分プレッシャーが少なく、心理的負担を軽減しやすい職種です。

柔軟な働き方が可能

  • パート・アルバイト勤務が主流のため、「午前中だけ」「子どもの帰宅時間まで」「週3日だけ」など、ライフスタイルに合わせた勤務がしやすいです。
  • 特に子育て中の方や家庭との両立を目指す人に向いています。

子どもと直接ふれあえる時間が多い

  • 書類業務がないぶん、子どもとの関わりに集中できるのが大きな魅力。
  • 「人と接するのが好き」「子どもの笑顔が何よりのやりがい」という人にはぴったりです。

保育補助として働く場合は、「雑用メイン」なのか、「保育メイン」なのかを事前に確認しておきましょう。

現場経験を積むことでキャリアにつながる

  • 現場経験を通じて保育の知識やスキルを学び、将来的に保育士資格取得や正社員登用につなげることも可能です。
  • 実務経験が評価される転職活動にも有利になります。

人間関係が比較的フラットな園もある

  • 補助職同士は協力関係を築きやすく、ベテラン補助が支えてくれる現場もあります。
  • 職員との関係も「頼れる補佐役」として感謝されることが多い職場では、安心して働けます。
yura(筆者)
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私自身、正規の保育士として働いていた頃は、ベテランの保育補助の先生に助けられたことも多々あります。本当にありがたい存在です。

おわりに

保育補助という立場にあっても、子どもたちに対する姿勢や責任感は、決して保育士と劣るものではありません。しかし、現実にはその努力が正当に評価されず、「ひどい扱い」に傷ついてしまうこともあります。

大切なのは、「あなたが悪いわけではない」ということ。環境が合わないだけで、あなた自身の価値は変わりません。

少しでも気持ちが軽くなり、次の一歩を前向きに踏み出す手助けになれば幸いです。

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