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地方で保育士として働くなら?地方転職のメリット・デメリット&支援制度まとめ

yura
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保育士として「地元もしくは地方移住して保育の仕事をしたい」と考える方が増えています。

地方には、求人が少ないといった不安がある一方で、待遇面・暮らしやすさ・支援制度面でのメリットもあります。この記事では、地方転職を検討する保育士の方に向けて、 支援制度の活用法求人探しのステップを紹介します。

yura(筆者)
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Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育園で保育士として4年間勤めました(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く保育士パートとして勤務しています。

地方で保育士として働くメリット

生活コストが抑えられる

地方は家賃・物価ともに都市部より低く抑えられる傾向があります。たとえば、東京都心ではワンルームで8〜10万円前後の家賃がかかるところ、地方では同等の間取りで4〜5万円台に収まる地域も多くあります。

給与水準は都市部よりやや低い傾向がありますが、支出の少なさと助成制度を加味すれば、実質的な可処分所得が増えるケースもあります。

人材確保のための支援制度が充実している

地方自治体の多くは、保育士不足を深刻な課題として捉えています。そのため、人材確保を目的とした支援制度を独自に設けている地域が増えています

制度を活用すれば、転職時の初期費用や生活負担を減らすことができます。地方で活用できる支援制度については、以降で解説します。

Uターン・Iターンなどライフスタイルを見直せる

「地元に戻りたい」「自然のある場所で働きたい」と考える保育士さんもいるでしょう。地方転職は、ライフスタイル全体を見直すきっかけにもなります。

地元へのUターンなら家族や知人のサポートを受けやすく、子育てや介護と両立しながら働けるメリットがあります。Iターン(地方移住)でも、自治体の移住支援金や住居補助などを利用できれば、生活基盤をスムーズに整えられます。

地方保育士転職なら

地方で保育士として働くデメリット・注意点

求人数が少なく、条件に制約がある場合がある

都市部と比べると、地方では保育園の数が少ないため、求人の選択肢が限られる傾向にあります。特に、「高給与」「持ち帰りなし」「完全週休2日」などの好条件求人は競争率が高く、見つかりにくいことがあります。

交通アクセス・通勤環境が制限される

地方では、公共交通機関の便が限られている地域も多く、車通勤が前提となる場合があります。そのため、免許や自家用車の維持費が必要になることもあります。

車通勤が可能か」「通勤手当が支給されるか」など、求人票で交通条件をしっかり確認しておくことが重要です。

地域によって人間関係の合う・合わないが分かれやすい

地方によっては、地域社会のつながりが強く、職場の人間関係や地域との関係性が濃いことがあります。「協力し合える」「支え合える」という良い面もありますが、逆に「閉鎖的」「噂が広まりやすい」と感じる方もいます。

しかし、地域の文化を理解し、積極的にコミュニケーションを取ることで、次第に信頼関係を築けるケースが多いです。

地方で活用できる支援制度まとめ

移住・U/Iターン支援金

地方で就職・移住を検討する場合、自治体が移住支援金を用意しているケースがあります。こうした制度は「住まい+転職+地域生活」のセットで検討している保育士には強い追い風となります。

自治体によって受給条件が違うので、詳しくは移住先の自治体のサイトをチェックしてみてください。

yura(筆者)
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こういったお金が絡む支援制度は自治体からは教えてくれないので、自分で積極的に調べて申請しましょう。

保育士就職準備金貸付事業

保育⼠有資格者で、現在、保育⼠として勤務していない⽅(保育所等に勤務経験がない⽅を含む)が、県内の保育所等に保育⼠として就職する際に、必要な資⾦を貸付ける事業です。一定期間勤務すれば返還が免除されるケースがあります。(例:福島県・茨城県・滋賀県など)

住宅/住居支援(借上げ社宅・家賃補助など)

自治体によっては、保育士確保・定着を目的に住まい面での支援があります。例えば「家賃補助」「保育士宿舎借り上げ支援」です。

保育士宿舎借り上げ支援」は、企業、運営法人(園)が、民間の賃貸住宅を借り上げて、それを従業員に「社宅」として提供する制度です。特定の自治体で、申請のあった園(法人)のみが制度を利用することができます(ただし、利用する条件も厳しいので注意)。

家賃補助」は、自治体や園によって様々な住宅手当を受けられるので、まずは求人サイトで住宅・住居支援(住宅手当・引越し補助)のある求人をチェックしましょう。

求人が少ないときの「探し方」

転職サイトは「地域+条件」で複数登録する

地方では、1つのサイトだけに頼ると情報が偏ります。たとえば「レバウェル保育士」「保育求人ラボ」など、地方求人に強いサイトを2〜3社登録して比較するのが基本です。

レバウェル保育士

非公開求人が豊富で、LINEで相談可能。実際に働いている職員から、職場の人間関係や雰囲気をヒアリングしている。

【レバウェル保育士】

保育求人ラボ

公開求人数のみでも3万件以上で、地方求人にも強い。

【保育求人ラボ】

登録後は、

  • 勤務地を市区町村レベルで絞る
  • 「非公開求人あり」「住宅補助あり」「ブランク可」など条件を付ける

といった設定をしておくと、条件に合った求人を紹介してもらえることがあります。

地方転職ならではの「条件チェックリスト」

地方で保育士転職をするなら、以下項目を必ず自分でチェック・比較しておきましょう。

項目チェックすべき内容
給与・手当基本給+処遇改善手当・地域手当はあるか、手当の支給要件
住宅・通勤社宅・家賃補助の有無、通勤時間・公共交通か車通勤か、通勤費補助の内容
勤務体制残業・持ち帰り・休日出勤の実態、非常勤/パート・正社員比率、通勤開始時間・終業時間
求人の安定性求人の掲載頻度、園の運営法人・経営体制、園の定員
ライフライン・暮らし住居・医療機関・スーパー・公共交通・子育て支援(住む地域として安心か)
支援制度住宅補助・移住支援金・就職準備金が地域にあるかどうか
見学・面接時確認園の人員配置・園の雰囲気・地域の人材確保状況・実務量の確認など

残業・持ち帰り仕事量、休日出勤の実態など、園に直接聞きづらい内容は転職エージェントに聞いてみるといいですね。

まとめ:地方転職は情報と準備で成功が決まる

「地方で保育士として働く」という選択は、働き方・暮らし方・キャリアの面で十分にチャンスがあります。

ただし、成功の鍵は「求人探し」「支援制度の活用」「住まい・暮らしとの両立」「自分の働き方の軸」を明確にすること。転職サイトをただ眺めるだけでなく、地方ならではの条件・支援制度・地域生活をしっかり調査し、自分に合った求人を選ぶことが重要です。

本記事が、地方転職を検討する保育士の方が納得できる働き方・暮らし方を実現するための一助となれば幸いです。

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