保育事務の給料は?転職するには?|保育士資格を活かして裏方で支える仕事

保育士として子どもと関わる仕事にやりがいを感じつつも、「体力的にきつい」「残業や持ち帰り仕事を減らしたい」そんな理由で転職を考える方は少なくありません。
実は、保育の現場から一歩引いて裏方として園を支える「保育事務」という仕事があります。
今回は、保育士資格を活かしながら働き方を見直したい方に向けて、保育事務の待遇・働き方・未経験からの転職方法を解説します。

保育事務とは?
保育事務は、保育園・幼稚園・こども園などで行われる事務全般を担当します。
仕事内容の一例としては以下の通りです。
例:
- 園児や職員の書類管理、勤怠・給与の処理
- 保護者対応(電話・窓口対応など)
- 職員サポート
- 備品や教材の発注、園内掲示物の作成
- 園内の環境整備
など
保育士に比べ、直接子どもと関わる機会は少ないですが、園運営の土台を支える重要な役割です。保育士資格を持つことで、保育の流れを理解した上で業務を進められる点が強みになります。

私は保育士資格も持っていたので、時々子どもたちを見ることもありました。
保育事務の給料・待遇・働き方

給料の目安と実際の相場
保育事務の平均月給は18万〜25万円前後で、パート勤務なら時給1,000〜1,300円前後が一般的です。地域差はありますが、保育士と変わらないか、少し低い水準であることが多いです。
勤務時間・休日の傾向
保育事務は基本的に固定時間勤務(8:30〜17:30など)が多く、保育士のような早番・遅番シフトがない点が特徴です。もしシフト制だった場合は、保育補助も勤務内容に含まれている可能性が高いです。求人票をしっかりチェックしましょう。
また、行事準備などが重なる時期を除けば残業は少なめで、「土日祝休み」「完全週休二日制」の求人も増加傾向にあります。
家庭と両立したい方、心身を休めながら長く保育に関わりたい方にはぴったりの働き方です。
働き方の自由度が高い
最近では、社会福祉法人や学校法人だけでなく、企業主導型保育園や認可外保育施設でも保育事務を配置するケースが増えています。
こうした園では、事務職が経営管理にも関わるため、「会計・経理」「庶務」「労務管理」などのスキルを身につければ、キャリアアップや転職の幅を広げやすい点が魅力です。
保育事務への転職は難しい?未経験からでも大丈夫

無資格・未経験でも応募できる求人が多い
保育事務には、特定の国家資格は必要ありません。求人の多くには「未経験歓迎」「事務経験があれば尚可」と記載されています。
求人によっては「保育士資格必須」という記載もあるので、保育士さんにとっては応募しやすいと思います。
ただし、Word・Excelの基本操作や電話・来客対応など、一般的な事務スキルは求められます。
保育事務は求人が少ない?|求人の探し方
保育事務の求人は、一般転職サイトにも多く掲載されています。
ただし、地域によって求人数の偏りがあるので注意です。
「リクナビNEXT」は求人数も豊富で、登録するとスカウトメールが届く仕組みもあります。国内最大級の求人数で、初めて事務員転職を考える方にぴったりのサービスです。
採用で重視されるポイント
| 重視されるポイント | 解説 |
|---|---|
| 保育業務への理解 | 保育現場の流れを把握しており、職員や保護者とのやり取りがスムーズにできる。 |
| 丁寧な対応・正確な作業 | 電話対応・書類作成などで園の印象を左右するため、基本的なビジネスマナーが重要。 |
| 守秘義務の意識 | 個人情報・園児情報を扱うため、慎重な姿勢が評価される。 |
「子どもが好き」「支える仕事がしたい」という想いを言語化できる人は、面接で好印象を与えやすいです。
筆者が実際に働いた体験をもとに、以下のような記事も書いています↓

まとめ|「現場を離れても保育に関わる」新しいキャリアの形

保育士の経験を手放さずに働き方を変えたい人にとって、保育事務は理想的な選択肢のひとつです。
体力的な負担を減らしながら、子どもや先生たちを支える立場として、あなたの保育への想いを形にできる仕事です。
転職活動を始めるなら、まずは求人情報を見てみましょう。
