人間関係
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「加配保育士なのに担任と合わない…」つらさの原因と対処法

yura
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「担任の先生と価値観が合わない」

「指示が曖昧で動きづらい」

担当児の支援に集中したいのに、人間関係のストレスが大きすぎて毎日が辛いというのは決して珍しいことではありません。

筆者も加配についたことがありますが、担任の先生と相性が合わないと連携するのも難しいですよね。

この記事では、加配保育士が担任と合わないと感じる理由対処法、そして無理をしない働き方と選択肢を解説していきます。

yura(筆者)
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Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育園で保育士として4年間勤めました(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は、保育事務に転職。現在は時間に融通の利く保育士パートとして勤務しています。

加配保育士が「担任と合わない」と感じやすい理由

加配保育士と担任の関係は、本来はチームであるべきですが、実際の現場では役割や価値観の違いから摩擦が生まれがちです。その背景にはいくつかの構造的な理由があります。

加配の役割が園によって曖昧

加配は本来、担当児の支援に特化する立場ですが、園によっては担任の補佐として広い業務を求められたり、反対にほとんど任せてもらえなかったりと、役割認識が統一されていません。

そのため、加配としては正しく動いていても、担任からは「もっと手伝ってほしい」や、反対に「保育に口出ししないでほしい」など関係に摩擦が生まれることがあります。

役割の認識が揃っていない状態では、合わないと感じるのは当然です。

担任が加配経験を持っていないケースが多い

担任がこれまで加配をつけて働いた経験を持っていない場合、加配の専門性や支援で優先されるべき視点が理解されていないことがあります。

すると、担当児の特性よりクラス全体の運営を重視した対応を求められたり、無理な要求(例:同時に複数のことを任せる)をされるなど、加配側からすると理不尽に感じるような場面が生まれやすくなります。

担当児への方針が合わない

担当児に対する支援方針が噛み合わないことによってストレスが生じる場合もあります。

たとえば担任が「すぐ叱る」「自立を急がせる」「クラスのペースに合わせることを強く求める」などの価値観を持っていると、加配としては発達支援の視点と大きな矛盾を感じることがあり、これが毎日のしんどさへと直結していきます。

加配は弱い立場になりやすい構造

加配保育士は非常勤保育士であることがほとんどです。そのため、雇用形態や業務内容の違いから「担任の補助」という扱いを受けたり、配慮してほしい場面で理解されないことがあります

こうした状況が続くと「担任と合わない」「もう限界かも…」と気持ちが揺らぎやすくなります。

yura(筆者)
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担任の先生も忙しいのは分かりますけどね…。そういった配慮は、立場上担任の先生や上司がするべきですよね。

限界を感じたときの対処法

個別支援の計画を担任と一緒に作成

まず、個別支援の計画を担任と一緒に作成し、共有する時間を設けることが効果的です。

加配と担任がそれぞれの立場から子どもの状態を整理し、

  • どの場面でどの関わりを優先するのか
  • なにを目標とするのか
  • 支援方法をどう分担するのか

を文書としてまとめておくことで、支援方針のズレが少なくなり、日々の関わり方も安定しやすくなります。

計画を紙面化するだけでなく、進捗を定期的に振り返る仕組みを作ることで、双方が納得しながら支援を進められる環境が整います。

担任と加配保育士の役割を整理する

役割の曖昧さは、トラブルや誤解の多くを生みます。逆に、最初に役割を明確にしておくことで日々のやり取りがスムーズになり、不要なストレスを大きく減らすことができます。

例:

  • 担当児への支援で、加配が優先して動く場面はどこか
  • 加配がクラス業務に入れる時間帯やシーンはどこか
  • 緊急時にどちらがどの役割を担うのか
yura(筆者)
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もちろん保育の現場は予定外の出来事が起きるのが当たり前なので、全て役割通りにいくとは限りませんが、予め決めておくだけでも連携がとりやすくなります。

園長・主任に相談する

担任と話し合って解決できそうでなければ、園長や主任に相談することも一つの手段です。この時に、人間関係の不満として伝えるのではなく、業務分担に偏りがあること、支援方針に一貫性がないこと、安全面でリスクが生じていることなど、構造の問題として説明することが重要です

管理職は構造的なトラブルのほうが動きやすいです。

それでも改善しない場合は職場選びを見直す

上記を試しても改善しない場合は、職場選びそのものを見直す判断が必要かもしれません。加配保育士の働きやすさは園によって大きく差があり、加配の役割を明確にしている園もあれば、支援方針をチームで共有する文化が徹底している園も存在します。
管理職が相談に乗ってくれる園では、働く人の心の負担も軽くなり、支援に集中しやすくなります。

担任との問題は、努力だけでは解決できないことも多いのです。

無理をしない働き方のために

「担任と合わない」という悩みは、あなたの力不足ではありません。むしろ、加配として専門性を持っているからこそ起きる衝突でもあります。

いまの園で働き方が改善しないなら、環境を変えたほうが支援の質もあなたの心も守られます。まずは、あなたの希望に合う園があるかどうか、情報だけでも収集してみると気持ちが軽くなるでしょう。

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まとめ:加配×担任の相性は、あなたの責任ではない

加配保育士が担任と合わない原因は、あなたの能力の問題ではなく制度・役割・園文化の問題 であることがほとんどです。

無理に我慢し続ける必要はありません。

  • 役割のズレ
  • 支援方針のズレ
  • 担任のキャパ不足
  • 園全体のサポート不足

これらが重なると、どれだけ努力しても改善しないことはあります。

あなたが本来持っている支援力を活かすためにも、働く環境は慎重に選ぶべきです。しんどさを抱え続けるのではなく、あなたに合った園で、安心して子どもに向き合える働き方を選んでください。

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