保育士資格

【社会人のための】保育士資格ガイド|働きながらでも資格を取るおすすめの方法とは?

yura

保育士は、子どもの成長を支えるやりがいのある仕事として、近年では社会人からの人気も高まっています。しかし、「働きながら保育士資格を取るのは大変そう…」「どうやって勉強したらいいの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、社会人が保育士資格を取得するための方法やスケジュールを詳しく解説します。

yura(筆者)
yura(筆者)

私が勤めていた園の栄養士さんが、働きながら保育士資格を取っていました。働きながら資格取得も可能です!

保育士資格を取得するには?|2つの方法

保育士資格を取得するには、以下の2つの方法があります。

保育士養成施設(短大・大学・専門学校)を卒業する

  • 卒業と同時に国家資格「保育士」が確実に取得できる
  • 通学が必要/学費・時間の負担が大きい

→ 社会人には次の②が現実的

② 保育士試験に合格する

  • 年齢・学歴に条件あり(高校卒業以上+一定の実務経験 or 大卒など)
  • 年2回(原則)実施される国家試験に合格すれば取得可能
  • 独学や通信講座など、学び方を自由に選べる

※受験資格については全国保育士養成協議会の公式サイトをご確認ください。

社会人が取るなら「保育士試験」がおすすめ

働きながら保育士資格を取得する多くの人が選んでいるのが「保育士試験」です。
この記事では、保育士試験での資格取得方法を解説していきます。

保育士試験の基本情報(2025年時点)

  • 試験形式:筆記試験(8科目)+実技試験(2科目から選択)
  • 実施時期
    • 前期:筆記試験(4月頃)・実技試験(6月頃)
    • 後期:筆記試験(10月頃)・実技試験(12月頃)
  • 合格基準:各科目6割以上(合格科目は3年間有効

基本的に筆記試験は2日間、実技試験は1日です。
試験に申し込みは、試験日の約3か月前から始まります。初めての受験の方は、オンライン申請でも卒業証明書等の書類を提出する必要があるので、早めに申し込みましょう。

合格科目は3年間持ち越すことが可能なので、筆記試験8科目を一気に合格目指す必要はないですね。

保育士試験のメリット

  • 自分のペースで学べる
  • 独学・通信・通学など柔軟に選べる
  • 働きながらでも挑戦しやすい

保育士試験の受験科目

筆記試験

次の科目について行います。

  1. 保育原理
  2. 教育原理及び社会的養護
  3. 子ども家庭福祉
  4. 社会福祉
  5. 保育の心理学
  6. 子どもの保健
  7. 子どもの食と栄養
  8. 保育実習理論

実技試験

  1. 音楽表現(ピアノ/弾き歌い)
  2. 造形表現(お絵かき)
  3. 言語表現(お話の語り)

実技試験は、上記より2分野を選びます。

働きながら保育士試験に合格するためのステップ

ステップ1:受験資格を確認しよう

原則として以下のどちらかが必要です:

  • 学校教育法による大学に2年以上在学して62単位以上修得した者または高等専門学校を卒業した者
  • 高卒+児童福祉施設等での実務経験2年以上(指定要件あり)

※受験資格は自治体ごとに確認が必要です。

ステップ2:スケジュールを立てる

試験範囲は広いため、長期計画が重要です。

モデルスケジュール(半年〜1年)

  • 月〜金:1日30〜60分の勉強(通勤・昼休み・夜)
  • 土日:1日2〜3時間の集中学習
  • 試験3ヶ月前からは過去問中心に

ステップ3:学習方法を選ぶ

自分のライフスタイルに合った学習方法を選びましょう。

✅ 独学

  • 教材費を抑えられる(参考書・過去問)
  • 自己管理が苦手な人には難しい面も

通信講座(おすすめ)

  • ユーキャン、キャリカレなどが人気
  • 添削・質問対応・映像講義つき
  • 働きながらでも続けやすい設計

✅ 通学講座

  • 教室での直接指導(ヒューマンアカデミーなど)
  • 費用と時間の確保が必要

ステップ4:実技試験対策も忘れずに

筆記試験合格後、次は実技試験です。

選べる3分野:

  • 音楽表現(ピアノ/弾き歌い)
  • 造形表現(お絵かき)
  • 言語表現(お話の語り)

ポイント

  • 自分の得意な2分野を選ぶ
  • ピアノが不安な人は造形+言語の組み合わせがおすすめ

通信講座で保育士資格取得を目指す(保育士試験対策)

▼概要

通信講座を利用し、国家試験(保育士試験)の合格を目指すルート。独学よりも学習サポートがあり、時間の制約がある社会人に選ばれている。

▼主な対象者

  • 学歴・実務経験により受験資格がある方
  • 時間や場所に縛られず、自分のペースで学びたい方

▼メリット

  • 自宅で学べるため、仕事・子育てと両立しやすい
  • 通信講座には添削指導・質問対応・模擬試験などのサポートがある
  • 一科目ずつ合格できるため、3年間かけて取得可能

▼デメリット

  • 試験範囲が広く、モチベーション維持が課題
  • 実技試験の対策は別途自己学習や対面講座が必要
  • 受験資格がないと申し込めない(高卒のみで実務経験なしは不可)

▼おすすめ通信講座

  • ユーキャン
  • ヒューマンアカデミー
  • キャリカレ

通学講座に通って保育士資格を目指す(保育士試験対策)

▼概要

保育士試験の合格を目指し、専門予備校や塾に通って対面で学習するスタイル。短期集中型の講座や通年講座など形式はさまざま。

▼主な対象者

  • 独学や通信だけでは不安な人
  • 対面での講義で集中して学びたい人
  • 模擬試験や添削指導を重視したい人

▼メリット

  • 講師から直接学べるため理解しやすい
  • 学習ペースやモチベーションを保ちやすい
  • 模擬試験や過去問演習など実践的な対策が受けられる
  • 実技対策講座もセットで学べることが多い

▼デメリット

  • 通学が必要で時間の確保が必要
  • 費用は通信講座より高め
  • 地方では通える予備校が限られる

保育士資格を取った後の働き方

資格を取得すれば、以下のような場所で働けます:

  • 認可・認可外保育園
  • 企業内保育所、病院内保育施設
  • 児童福祉施設、学童保育
  • ベビーシッター、子育て支援センター

年齢やブランクがあっても歓迎されるケース多数!

まとめ

保育士資格は、社会人でも十分取得可能な国家資格です。大切なのは「計画的に」「無理のないペースで」続けること。子どもに関わる仕事がしたい、将来のために手に職をつけたいという方にとって、保育士資格は大きな武器になります。

今の働き方を続けながらでも、あなたの夢は叶います。この記事を参考に、第一歩を踏み出してみてください!

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