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子育てと保育士の両立が限界?無理なく続けられる事務職という選択肢【主婦の転職】

yura
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Last Updated on 2025年6月25日 by yura

「子どもと関わる仕事がしたい」「家庭を持っても働き続けたい」そう思って保育士になったはずなのに、実際に子育てと仕事の両立に直面してみると…

  • 早朝出勤・残業・持ち帰り仕事が当たり前
  • 保育園で子どもを預かる側なのに、自分の子どもを預けるのも一苦労
  • 上司や同僚に気を使いながら家庭との板挟みに…

このような現実に、限界を感じている保育士ママも少なくありません。筆者自身も保育士として働いた後に結婚し、その後事務職へ転職しました。

今回は、同じような悩みを持つ方に向けて、無理なく続けられる働き方として「事務職」という選択肢をご紹介します。

yura(筆者)
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Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育園で保育士として4年間勤める(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く幼稚園パート(保育補助)として勤務している。

子育てと保育士の両立が難しい理由

業務量の多さ

日々の業務は子どもたちと元気に関わるだけではありません。保育士は子どもたちの保育をしながら書類作成(連絡帳・日誌・週案・月案など)、製作準備、行事準備、保護者対応などがあり、業務量が多く、結局勤務時間内に終わらないため、持ち帰り仕事も珍しくありません

体力面・精神面の消耗が激しい

立ち仕事や抱っこ、外遊びの付き添いなど、日常的に体にかかる負担は大きく、慢性的な疲労に悩まされることもあります。加えて、子どもの問題行動に繰り返し対応したり、感情を押し殺して関わり続ける中で、メンタルも疲弊していきます。

不規則な勤務体系

早番や遅番のシフト制で生活リズムが崩れやすく、家事や育児との調整も困難になります。

急な休みに対応しづらい

自分の子どもが体調を崩しても「人手が足りないから」「他の先生に迷惑がかかるから」と気を使いながら早退するため、精神的な負担が大きくなります。
「自分の子どもを犠牲にしてまで働くべきなのか」と自問する人も多いです。

保育士ママが事務職を選ぶ理由

メリット①:勤務時間が安定している

事務職は基本的に【平日・日中】の固定勤務が多く、早番・遅番や残業も少なめ。家庭のリズムと合わせやすいため、家族との時間も取りやすくなります。

メリット②:体力的に無理がない

体を使って走り回る必要はなく、比較的静かな環境での業務が中心。小さなお子さんの育児と両立するには、体力的な余裕を持てることも重要です

メリット③:キャリアの選択肢が広がる

事務職は他業種・他業界でも通用するスキル(PC操作・書類管理・電話応対など)を身につけられるため、将来的な再転職や在宅ワーク、パート勤務など多様な働き方への移行がしやすくなります。

未経験から事務職へ転職できる?

事務職の求人倍率は?

厚生労働省が公表した「一般職業紹介状況(令和5年10月分)」によると、一般事務の有効求人倍率は0.35となっています。「有効求人倍率」は、求人数 ÷ 求職者数で計算される指標です。
求人倍率が1倍未満というのは、求人より求職者が多く、競争が激しい状態ということです。

しかし、スキル・専門性を磨く・派遣など柔軟な雇用形態を活用することで採用の可能性は高まります

特に保育士ママにとっては、転職支援サービスを活用しながら、スキルアップ+応募される環境づくりが成功への近道です。

本当に未経験で大丈夫?

保育士から事務職への転職を考えていても、「いきなり正社員は不安…」「事務職は倍率高いから未経験だと採用されないんじゃ…」と不安に感じる方も多いと思います。

そんな方におすすめなのが、未経験から事務職デビューをサポートしてくれる無期雇用派遣サービスの『マイナビキャリレーション』です。マイナビキャリレーションでは、就業前のビジネスマナーやPCスキル研修が充実しているので、事務職が初めての方でも安心してスタートできます

また、就業先企業で直接雇用が決定した実績もあるので、経験を積まれたうえで正社員を目指すことも可能です。サイトには幼稚園教諭から事務員に転職した方の体験談も掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

保育士ママが知っておくべきポイント

  • 求人倍率 ≒ 0.3〜0.5倍が実態の競争率
     つまり「応募してもなかなか採用されにくい」厳しい職種です。
  • 高倍率でもチャンスはある
     求人が少ない分、派遣や契約、未経験歓迎や無期雇用派遣事務職などを狙えば、比較的採用されやすくなります。
  • 応募までの準備が重要
     ExcelやWordの基本スキル、簿記・社会保険などの資格に加え、応募書類や面接での強い志望動機・自己PRが必須です。保育士経験を活かせるポイント(報連相が得意、マルチタスク、子育てで培った気配り力)を自己PRで強調すれば差別化できるでしょう。
合わせて読みたい
「保育士経験しかない…」未経験でも事務職に転職できる自己PR・志望動機の作り方:例文あり
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筆者が「保育士→事務職」に転職して感じたリアルな変化

yura(筆者)
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私は結婚後に保育士から事務員に転職したので、その時の「良かったこと」、「大変だったこと」を紹介します。

良かったこと

正社員で保育士をしていた頃は、書類作成や保育準備、行事準備に追われていて定時で帰れないこともありましたが、事務員になってからは残業もほとんどなく、定時で帰れるようになりました。
何よりよかったのは、落ち着いた環境で働けることでした。以前は「今日の保育上手くいくかな」「誰かが怪我しませんように」と考えることが多かったのですが、事務員はそのようなことがなく、落ち着いて業務に集中できるのが良かったです。
家庭と仕事をちょうどいいバランスで続けられました。

大変だったこと

業務内容が多岐にわたるため、想像してたより仕事量が多く、臨機応変な対応が求められました。Excelも大学時代以降ほとんど触れてこなかったので、学びなおしです。
また、私は幼稚園の事務員として働いていたのですが、事務員は一名なので若干の孤独感を感じることもありましたね(もちろん優しい先生方でしたが!)。

事務職に転職する前に確認しておきたいポイント

給与や福利厚生の条件確認

保育士よりは給与が下がる可能性もあるため、「交通費支給」「残業代あり」「ボーナス支給」などの条件をよく確認しましょう。

子育てと両立しやすい職場か

小さい子どもはどうしても体調を崩しやすく、急な呼び出し・欠勤は避けられないものです。働き方を柔軟に選べる職場を探したり、事前に条件交渉をきちんと行いさえすれば、こうした不安を軽減することが可能です。求人票には書かれていないこともあるため、直接確認するのが確実です。

自宅からの通勤時間

子育てと両立するためには、通勤時間の短縮も大きなポイント。自宅近くの勤務先に配属されるか確認しておきましょう。

スキルアップ支援の有無

未経験から事務職に就く場合、研修制度の有無や、eラーニングなどでスキルアップできる環境があるかも重要です。

まとめ:あなたの暮らしに、ちょうどいい働き方を

保育士の仕事は本当にやりがいがあり、尊い職業です。
でも、「今の生活に合わない」「子どもとの時間をもっと大切にしたい」と感じたなら、働き方を見直すことは決して逃げではありません。

むしろ、自分と家族の幸せのための“前向きな選択”です。

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