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新卒保育士だけど辞めたい|第二新卒として異業種へ転職しても大丈夫?

yura
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「保育士として就職したけれど、正直もう限界かも…」

「向いてないのかな。でも、辞めたら将来どうなるんだろう」

そんな風に感じていませんか?

新卒で保育士になったけれど、入職して数ヶ月〜1年以内に「辞めたい」と感じる人は決して少なくありません。でも、退職や転職という選択肢を口にするのは勇気が要りますし、「1年以内に辞めるなんて甘え?」と自分を責めてしまうこともありますよね。

この記事では、新卒保育士が「辞めたい」と感じる理由とその正体、後悔しない異業種転職の考え方や選択肢について、具体的に解説します。

yura(筆者)
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Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育士として保育園で4年間担任を勤める(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は引っ越しを機に、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く幼稚園パート(保育補助)として勤務している。

なぜ新卒保育士は辞めたくなるのか?リアルな現場の声

「子どもが好きだから」「保育士になりたくて勉強したから」
そうやって夢を抱いて就職したのに、入職後に「想像と違った」と感じるギャップには、いくつかの共通した理由があります。

労働環境の厳しさと業務量の多さ

保育士の主な業務

  • 食事・排泄・着替えなどの生活援助
  • 安全管理・ケガや事故の予防
  • 保護者対応・連絡帳記入・面談対応
  • 書類作成(個別指導計画、月案、週案、日誌など)
  • 行事の企画・準備・リハーサル
  • 日々の保育活動・製作活動の準備
  • 園内外の掃除・備品管理・環境整備
    など

現実にはこの量のマルチタスクを強いられ、体力的・精神的に余裕を失いやすいのが1年目の特徴です。残業が多く、持ち帰り仕事も日常茶飯事なことも。

給料が少ないのに責任が重い

  • 「命を預かる仕事」でありながら、人的・制度的なサポートが薄い園も少なくない。
  • 地方では、手取り12〜14万円台の園もあり、一人暮らしが困難なことも。

「責任の重さに対して、生活もままならない収入って…」という不公平感を抱く新卒は少なくありません。

人間関係のストレス(職員間・保護者対応)

  • 先輩からの指導がきつい
  • 雑務ばかりで「育ち合う保育」から遠ざかる
  • 保護者からのプレッシャーやクレーム

新人という立場ゆえ、声を上げづらい状況に置かれることも多く、「こんなに孤独だとは思わなかった」と感じる方も少なくありません。

保育観のズレや理想とのギャップ

  • 子どもともっとじっくり関わりたいのに、それどころじゃない
  • 園の方針が自分の保育観と合わない
  • 毎日「怒ってばかり」で自分を責める

理想と現実のズレが続くと、「向いてないのかも」と自信をなくしてしまいます。

yura(筆者)
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私が以前働いていた園でも、コロナ禍で保育実習をほとんど経験していない新卒の子が理想と現実のギャップを感じて辞めていったことがあります…。

新卒1年目で保育士を辞めるときに考えておくべきリスク

「このまま続けるのはつらい…」「でも、1年目で辞めるってやっぱりまずいのかな?」

そんな葛藤を抱える方は多いですが、実際に新卒1年目で転職することには一定のリスクが伴います。以下に、特に注意すべきリスクを解説します。

職歴が浅く「すぐ辞める人」という印象を持たれる可能性がある

履歴書・職務経歴書において、新卒入社から1年未満での退職は「定着性に不安がある」と見られるリスクがあります

  • ストレス耐性が低いのでは?
  • 他の職場でも同じように辞めてしまうのでは?
  • 社会人基礎力が身についていないのでは?

転職理由を前向きに説明できるように準備しておくことが重要です。

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異業種転職では「未経験」+「短期離職」で不利になる場合がある

特に異業種に転職する場合、保育士からの職種転換は「実務未経験」と扱われることが多いです。そこに「短期離職」の事実が加わると、企業側から「なぜこの仕事を選んだのか?」という意図を問われることがあります。

▶︎【対策】:

  • 保育士時代に得たスキル(コミュ力、対応力、忍耐力など)を他業種にどう活かせるかを整理しておく
  • なぜ保育ではなく異業種に進むのか、キャリアの軸を説明できるようにする

再就職(保育士として)の際に「根気がない」と誤解されることがある

もし将来、もう一度保育士として復職したくなったときに、「一度すぐに辞めている人」という印象が先行することがあります。
特に正社員希望の場合、「もう辞めないか?」という視点で見られることは覚悟が必要です。

もし保育士として再就職する場合は、「なぜ前職を辞めたか」を正直に伝えつつ、再チャレンジの意志と準備をアピールすることが大切です。

社会保険・収入面の不安定さが生じる

1年未満で退職すると、有給休暇の日数や賞与支給の対象から外れるケースも多く、経済的に不安定になる時期が出やすいです。また、転職先が決まる前に辞めてしまうと、以下の点に注意が必要です:

  • 雇用保険の失業手当が受給できない(自己都合退職&短期勤続の場合)
  • 健康保険や年金の切り替え手続きが発生
  • ブランク期間が長引くと、選考で不利になる

理想としては「在職中に転職活動」を行い、次を決めてから辞めると良いでしょう。

「1年以内に辞めたらやばい?」|第二新卒としての転職可能性

「1年以内の退職って履歴書に書きづらい」「社会人としてどうなの?」と不安になる方も多いかと思います。
しかし、結論から言えば新卒3年以内の転職は『第二新卒枠』として異業種への転職が十分可能です。

■ 第二新卒とは?

  • 卒業後おおよそ3年以内
  • 新卒と比べ、社会人経験がある
  • 若いので新しい環境にも適応しやすい

転職活動では「なぜ辞めたか」よりも「これから何をしたいか」が重視されます。

異業種でも活かせる!保育士のスキルとは?

「保育しかやったことがない自分に、何ができるの?」と不安に思うかもしれませんが、実は保育士のスキルは異業種でも十分評価されます。

保育士での経験異業種での活かし方
子どもや保護者との信頼関係づくり接客・営業・カスタマーサポート
臨機応変な対応力事務職・受付・医療系補助職
チームでの協働社内調整・チームワーク重視の企業文化
観察力・気配り
人材業界・販売・教育系全般

「未経験だから何もできない」と決めつけるのではなく、“保育士時代の経験をどう伝えるか”が転職成功のカギです。

新卒保育士におすすめの異業種

事務職(一般事務・営業事務・医療事務)

  • 土日休みが多く、残業少なめ
  • コツコツ系作業が得意な人に向いている

💡第二新卒歓迎の事務職求人は「未経験OK+研修あり」が多いです。

接客・販売(アパレル、ホテル、カフェなど)

  • 人と関わるのが好きな方におすすめ
  • 保育士の笑顔と気配りがそのまま武器に

教育関連(塾・児童発達支援・放課後デイ)

  • 子どもと関わる仕事を続けたい人向け
  • 保育よりも“教える”要素が強め

営業・人材業界(キャリアアドバイザーなど)

  • 人の話を聞くのが得意、共感力が高い人に向く
  • 給与やキャリアアップの面で保育士より高条件が多い

IT・Web業界(未経験OKのサポート職など)

  • 学習意欲が高い人におすすめ
  • 在宅勤務やフレックスなど柔軟な働き方もあり

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まとめ|“辞めたい”は逃げじゃない、気づきの第一歩

新卒で保育士になったけれど、「辞めたい」と思っているあなた。それは甘えではありません。本当の自分に向き合おうとしているからこそ、出てくる自然な感情です。

転職は逃げではなく、“自分らしい働き方”を選び直すチャンス。焦らず、正直に、自分の気持ちと向き合って、納得のいく道を選んでください。

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