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【職種別】保育士経験しかない…異業種転職のための志望動機・自己PRの書き方・例文

yura
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Last Updated on 2025年7月29日 by yura

「保育士の経験しかないけど、本当に異業種への転職ができるのだろうか?」そう悩んでいる方は多いのではないでしょうか。私もそう思っていましたが、実際に保育士から幼稚園事務員へ転職しました。
保育士の経験を異業種転職で活かすことは十分可能です。この記事では、志望動機・自己PRの書き方とポイントを、具体例を交えて解説します。

yura(筆者)
yura(筆者)
Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育園で保育士として4年間勤める(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く幼稚園パート(保育補助)として勤務している。

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また、就業先企業で直接雇用が決定した実績もあるので、経験を積まれたうえで正社員を目指すことも可能です。サイトには幼稚園教諭から事務員に転職した方の体験談も掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

保育士の経験が活かせる転職先例(保育や幼児教育の分野以外)

子ども関連企業(おもちゃ・ベビー用品など)

  • 特徴
    • 子どもの成長や発達段階に応じた商品開発。
    • 安全性・教育的価値が重要視される。
    • 季節やトレンドを反映した商品展開。

子ども向け出版・メディア関連企業

  • 特徴
    • 教育的視点を重視したコンテンツ制作(絵本、雑誌、Webコンテンツ)。
    • 子育てトレンドや教育現場のニーズを反映。
    • 知育性・安全性の高い内容を提供。

保育事務・幼稚園事務

  • 特徴
    • 園内の各種書類管理、電話対応、来客対応、行政手続き、経理、環境整備など業務が多岐にわたる。
    • 一般企業の事務職よりも子どもや保護者、保育士・教諭とのコミュニケーションが多い。
    • 子どもたちの安全・安心を陰ながら支える役割を担う

異業種でも通用する!保育士の強み

保育士経験を異業種向けにアピールする際は、以下のように「変換」するのがコツです。

保育士での経験異業種向けの表現
保護者対応クレーム対応力、対人折衝能力
書類記録・園だより作成事務処理能力、文章作成スキル
多人数の子どもを見るマルチタスク、危機管理能力
行事の準備・運営プロジェクト進行力、段取り力
子どもへの声かけ・関係構築コミュニケーション能力、信頼構築力

これらを「どの職種に、どう活かせるか」を想像しながら書くことで、説得力が増します。

志望動機の構成と書き方

【構成例】

  1. 保育士を辞めた理由(ポジティブに)応募先の職種・業界に興味を持った理由
  2. 企業への共感・選んだ理由
  3. 自分がどう貢献できるか

【書き方のポイント】

  • ネガティブな退職理由は「前向きな転職動機」に変換
  • 「私が御社を選んだ理由」は必ず明示する

自己PRの構成と書き方

【構成例】

  1. 自分の強み・性格特性(簡潔に)
  2. 保育士としての具体的なエピソード
  3. 異業種でどう活かせるかの説明

【書き方のポイント】

  • 数字やエピソードを入れて「実績」を具体化
  • 協調性・柔軟性・継続力など、職種を問わない普遍的な力を意識する
  • 長すぎないようにする

【職種別】志望動機と自己PRの例文集

正直、人事担当者はネットに書いてある例文は見飽きています。そこで、文中に「あなたの具体的なエピソード」を入れることで、他の志望者との差別化を図れるでしょう。

yura(筆者)
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あくまでここの例文は参考程度に

一般企業の事務職への転職(記載例):

志望動機(例文)

保育士として勤務する中で、日々の連絡帳記入や保育計画作成、行事運営に伴う事務作業など、正確性と効率が求められる業務にやりがいを感じてきました。特に、複数の業務を同時に進める必要がある中で、優先順位をつけて着実に処理する力が身についたと実感しています。そうした経験を活かし、今後はより落ち着いた環境で、長く働きながら会社の縁の下の力持ちとして支える事務職に挑戦したいと考えるようになりました。
貴社は地域に根ざしつつも安定した事業基盤をお持ちであり、事務職としての成長と安定を両立できる職場環境に魅力を感じ、志望いたしました。これまでの経験を活かし、チームの一員として貢献していきたいと考えております。

自己PR(例文)

私の強みは、複数業務を効率よく、丁寧に進める力です。保育士としては、保育中の子どもたちの見守りに加えて、記録作成・会議準備・備品管理など、多岐にわたる事務作業を日常的にこなしてきました。
特に、時間の制約がある中で「何を優先すべきか」「誰に報告すべきか」を常に考えて動く習慣が身についており、これは事務職においても役立つスキルだと感じています。また、WordやExcelを用いた園便りの作成、出席簿の集計作業などにも携わっておりましたので、基本的なPC操作も問題なく対応可能です。
今後は、業務の正確性とスピードを意識しながら、社員の皆様が働きやすくなるよう裏方から支えていきたいと考えております。

販売や接客業(おもちゃ、子ども服等)への転職(記載例)

志望動機(例文)

保育士として子どもと関わる中で、玩具や衣類が子どもに与える影響や安全性の重要性を深く実感してきました。特に発達段階に応じたおもちゃの選び方や、動きやすく着替えやすい衣類の工夫に興味を持つようになりました。貴社の商品は、見た目の可愛らしさだけでなく、実用性と安全性を両立されており、日常的に子育てに関わる中で信頼を置いてきたブランドの一つです。今後は接客スタッフとして、保育士として培った視点を活かし、お客様に最適なご提案ができるよう努めたいと考えております。

自己PR(例文)

私の強みは、子どもの年齢や発達段階に応じた提案ができることです。保育士として0~5歳の子どもと関わる中で、遊びや衣類の選び方が成長に与える影響を実感してきました。
たとえば、歩き始めの子に適した服装や靴、安全なおもちゃの選び方について、保護者から多くの相談を受けてきました。今後はその知識を活かして、店舗でのお客様対応に役立て、信頼されるスタッフとして貢献したいと考えています。

子ども関連企業(おもちゃ・ベビー用品等)への転職(記載例)

志望動機(例文)

保育士として働く中で、おもちゃや育児用品の選定が子どもの成長や保護者の育児ストレス軽減に大きく関わっていることを実感しました。特に、年齢に合った知育玩具や、安全性に配慮された製品は、現場の保育士・保護者にとって非常にありがたい存在です。貴社はユーザー目線での開発姿勢を大切にされており、私自身、日常業務で御社製品を使用していた経験があります。今後は、現場での視点を商品企画や営業活動に活かし、子育て支援に携わっていきたいと考えています。

自己PR(例文)

私は、子どもが実際にどう商品を使うか、保護者が何に不安を感じるかといった“現場のリアルな声”を伝えることができます。保育士として多くの親子と関わる中で、どのような玩具に関心が高いか、安全性に関してどんな点に不安を感じるかなど、生のフィードバックを多数得てきました。ユーザー視点を持った元保育士として、御社の企画・営業において他にはない視点を提供できると考えています。

子ども向け出版・メディア関連企業への転職(記載例)

志望動機(例文)

保育士として日々多くの保護者と関わる中で、子育てに関する正確で温かい情報がどれほど支えになるかを実感してきました。貴社のWebメディアは、専門性と読みやすさのバランスに優れており、現場でも保護者に紹介することがありました。保育現場のリアルな知見と、保護者の悩みに寄り添う姿勢を持つ私だからこそ、ユーザー目線で価値ある情報発信ができると感じ、志望いたしました。

自己PR(例文)

私は、子育て中の保護者がどのような情報に不安を感じ、どんな言葉に安心するかを肌で感じてきました。たとえば「子どもが全然食べない」という相談に対し、専門的な知識だけでなく、実際に保育現場で使っている声かけや環境づくりを紹介すると、とても喜ばれました。このような“現場の知恵”を活かし、信頼性があり温かみのある情報を発信していきたいと考えています。

筆者が幼稚園事務員へ転職する際に書いた志望動機・自己PR

志望動機

こちらの職を志望した理由は、幼児教育現場を事務職としてサポートすることに関心があり、自分のスキルを活かせる職務内容であるように思えたからです。前職では4年間保育士として働いていました。そこで働く過程で、保育の現場を十分に機能させるためには保育士による保育だけではなく、その周辺業務を円滑に進めることが必要不可欠であると感じ、そのような業務に携わることに関心を抱いていました。また、保育現場では書類仕事も多く、パソコンを使用した業務も日常的に行っていました。保育と幼児教育という違いはありますが、4年間実務に当たった経験を活かせる仕事だと思い、志望いたしました。

自己PR

私はコミュニケーションをとることを大切にしています。前職では子どもたち全体を見守るうえで職員同士で声掛けをしあったり、担任同士や園全体での情報共有を密におこなう事で、子どもたちも安全に過ごすことができました。また、職員同士はもちろんですが、子どもたちや保護者とも丁寧なコミュニケーションを行うことで、円滑に業務を進めていくことができました。保育現場に対する深い共感がありますので、管理職の方や現場職員の方とも円滑な連携を取りながら業務を進めていきたいと思っています。

事務職への転職を考えている方へ

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「強み」を具体的に

自己PRでは、保育士時代に培った強みを具体的に書きます。

  • コミュニケーション力 「子どもや保護者、同僚など多様な立場の方と毎日接しており、傾聴力と相手の気持ちに寄り添った対応を身につけました。」
  • 調整力・チームワーク力 「年間の園行事の企画・運営を担当し、多くのスタッフや保護者の意見を取りまとめ、円滑なチーム運営を実現しました。」
  • 危機管理能力・臨機応変な対応力 「保育現場での緊急時やトラブル発生時にも冷静かつ迅速に対応し、問題の解決を図ってきました。」

これらを異業種でも活かせるスキルとしてアピールしましょう。

注意点

  • なるべく専門用語を避け、誰でも理解できる言葉で書く。
  • 「保育士として」ではなく、「社会人として」「ビジネスパーソンとして」の視点を意識する。
  • 転職先の業界・職種に応じてアピールポイントを調整する。

異業種転職を成功させるために

保育士の経験しかないことをマイナスに捉えず、異業種でも活かせるスキルを具体的に示すことで、採用担当者に強くアピールすることができます。

ぜひ、この記事のポイントを参考に、魅力的な履歴書・職務経歴書を作成し、異業種転職を成功させましょう。

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