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行事の司会が怖い・苦手な保育士へ|不安をなくすコツ&働きやすい園の選び方

yura
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「保護者の前で話すのが怖い…」

「トラブルが起きたらどう進行すればいいの?」

保育園・幼稚園の行事で司会を任されると、強いプレッシャーを感じる保育士は少なくありません。

筆者も保育士として勤務していた頃、発表会・運動会・誕生会などで司会を担当した経験がありますが、やはり慣れるまでは緊張や不安が大きかったです。

この記事では、司会が怖い・苦手と感じる理由から負担を軽くする方法、そして無理せず働ける園の選び方まで解説します。

yura(筆者)
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Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育園で保育士として4年間勤めました(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く保育士パートとして勤務しています。

なぜ保育士は行事の司会を「怖い」「苦手」と感じるのか

保護者の視線や評価への不安

行事は保護者が揃って園に来る貴重な場です。その中で堂々と話さなければならない場面に苦手意識を持つのは当然です。

  • 失敗したらどう思われるだろう
  • 説明が不十分だとクレームになるのでは?
  • 間違えてしまったらクラス担任としての信頼が落ちるのでは?

こういったプレッシャーは、園のサポートが弱いと一層強くなります。

行事の準備が属人化している園が多い

園によっては、司会の台本や進行表が整備されていないことがあります。

  • 昨年の資料が残っていない
  • 行事の進め方が毎年変わる
  • 役割分担があいまい
  • 担任が台本から挨拶まで全部作る

こうした環境では司会が重荷になりやすく、苦手意識が強くなります。

「司会=できて当たり前」の空気がある

ベテランが多い園ほど「これくらいできるよね?」「若いんだから頑張って」と暗黙のプレッシャーをかけられる場合があります。

しかし、本来司会は専門スキル。苦手でも全く問題ありません。

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行事の司会を成功させるための準備のコツ

司会そのものを完璧にする必要はありません。まずは「失敗しても困らない仕組み」を作ることが重要です。

台本は「読む前提」で作る

もし可能であれば、当日は台本を見る前提で台本作成を行いましょう。本番で読むことを前提に以下を盛り込みます。

  • 本文を大きい字で印刷
  • 大見出しを太字にする
  • 句読点を多く入れる
  • 読みやすい言葉に言い換える

読みやすさだけで、不安が大きく減ります。

yura(筆者)
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私も司会の時は、台本を見ながら進行していました。可能であれば台本は手に持っておきましょう。

自分の声を録音して練習する

声に出して読む前に、録音して聞くと読み癖や詰まりやすい部分が見つかります。短時間でも効果が高い方法です。

当日の動きをシミュレーションしておく

当日の動きをイメージしておくことも大切です。会場のどこに立つのか、マイクはどのタイミングで持ち替えるのか、次に話す人にどうつなぐのかなど、流れをイメージしておけば当日焦ることが少なくなります。

できれば職員同士で当日のシミュレーションをしておくと、ちょっとした連携ミスも防ぐことができます。

「保護者の方に安心してご覧いただくために」の一文で雰囲気が変わる

司会の序盤で、「本日は温かく見守っていただければ幸いです」と伝えておくと、場の空気が柔らかくなり、保護者も優しい目で見てくれるようになります。

当日の司会をスムーズに進めるポイント

当日は準備してきた内容を落ち着いてこなすだけですが、数点だけ意識しておくと、よりスムーズに進行できるようになります。

ゆっくり話すことを心がける

ゆっくり話すことを心がけると、自然と落ち着きが生まれます。

早口になると噛みやすくなり、さらに焦ってしまう悪循環に陥りやすいため意識的に少しゆっくりめの速度で話すと失敗しにくくなります。噛んでしまっても、落ち着いて言い直せば問題ありません。保護者も状況を理解しているため、気にする人はほとんどいません

会場全体を見渡す余裕を持つ

保護者や子どもの表情を見ながら進行すると、場の雰囲気をつかみやすくなります

子どもが緊張して固まってしまっている場合には少し声をかけたり、保護者がざわつきやすい場面ではひと言添えるなど、司会ならではの調整ができるようになります。

一人で抱え込まないこと

司会に気を取られすぎると自然と緊張や焦りが生まれます。

音響の担当、子どもを誘導する担当、マイクを渡す担当など、職員同士で役割をしっかり分けておけば、自分は司会に集中することができます。事前に連携ができていれば、当日の負担は大幅に軽減されます。

司会が苦手でも、園によって負担は大きく変わる

司会が苦手なのは悪いことではありません。個性であり、スキルセットの違いです。

しかし、司会を強制され、毎年つらい思いをしているという場合、園との相性が合っていない可能性があります。

行事の少ない園、司会の負担が少ない園に移るだけで仕事が劇的にラクになることも多いです

行事の司会が苦手な保育士が無理なく働ける園の選び方

行事は園によって負担が大きく違います。

あなたが「司会が苦手」と感じるなら、以下のポイントを重視して園を選ぶことをおすすめします。

行事の数が少ない園を選ぶ

まずは、行事の頻度を見ることが重要です。ここを間違えると、司会が何度も回ってきてしまいます。

  • 小規模保育園
  • 企業主導型保育園
  • 認可外(行事少なめの園)

これらは行事が少なく、司会の負担も軽めです。

行事のマニュアルが整っている園

行事のマニュアルがしっかりしている園は司会がしやすい傾向があります。

前年の資料が残されていたり、台本が整備されていたりすると、準備段階の不安が大幅に減ります。園見学の際に「行事の資料は残っていますか?」「司会は職員全員で回していますか?」といった質問をすると、その園の体制が見えてきます。

でも、園の内部情報なんて実際に働かないと分からないし…

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まとめ|司会が苦手なのはあなたのせいではない

行事の司会は、保育士にとって緊張や不安の大きい業務ですが、その負担は園によって大きく異なります。

台本の準備、職員同士の協力体制、行事の数、園の文化などがしっかりしていれば司会を苦手に感じる場面は減り、安心して働ける環境になります。

司会が怖い・苦手と感じるのは、あなたの能力の問題ではなく、ただ園との相性が悪いだけかもしれません。今の職場がつらいと感じるなら一度立ち止まり、行事負担の少ない園を選ぶという選択肢を持つことが、あなたの心を軽くする第一歩になるはずです。

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