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新卒保育士の異業種転職|履歴書の志望動機・自己PRの書き方完全ガイド【例文あり】

yura
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保育士から異業種に転職したいけど、履歴書の書き方がわからない

事務職や販売職に応募するとき、志望動機や自己PRに何を書けばいいの?

そんな不安を抱える新卒・第二新卒の保育士の方は多いのではないでしょうか。

結論から言えば、保育士としての経験や資質は、異業種でも大いに評価されます。ただし、その魅力を履歴書でしっかり伝えるには、「保育」と「異業種」の共通点を言語化することがポイントです。

この記事では、保育士から異業種(事務職・販売職など)へ転職したい方に向けて解説していきます。

yura(筆者)
yura(筆者)
Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育士として保育園で4年間担任を勤める(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は引っ越しを機に、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く幼稚園パート(保育補助)として勤務している。

異業種転職で履歴書に求められるものとは?

異業種への転職において、採用担当者が履歴書で見ている主なポイントは以下の3つです

項目内容
志望動機なぜその業種・職種を選んだのか、明確な理由があるか
自己PR自分の強みが応募職種でどう活かせるか説明できているか
転職理由保育士を辞めた理由がネガティブすぎず、筋が通っているか

「なぜ保育士からこの職種なのか」を明確に説明することが、成功のカギです。

志望動機の書き方|「なぜその仕事なのか?」を説明しよう

🔶 志望動機で押さえるべき構成

  1. 現職(保育士)で得たスキルや気づき
  2. そのスキルが異業種でどう活かせるか
  3. なぜその職種・会社を選んだのか

NG例

  • 「子どもと関わるのが好きでしたが、限界を感じました」 → ネガティブな印象
  • 「家から近いので応募しました」 → 他でもよいと思われる
  • 「やってみたいと思いました」 → 意欲だけで根拠が薄い
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自己PRの書き方|「保育士経験をどう活かせるか」を言語化しよう

自己PRで押さえるべき構成

  1. 保育士としての強み(コミュ力/観察力/調整力など)
  2. エピソードで信ぴょう性を出す(例:保護者対応での工夫)
  3. 応募職種でどう活かせるかを具体的に説明

自己PRで使える保育士スキルの例

  • 臨機応変な対応力(→接客や事務でのトラブル対応)
  • 相手の立場に立ったコミュニケーション(→顧客対応・社内調整)
  • 丁寧な記録・報告書作成(→事務書類の処理能力)

【例文】異業種ごとの志望動機・自己PR

事務職に応募する場合

志望動機(例文)

前職では保育士として担任を務め、記録書類の作成や保護者対応など多様な業務に従事してまいりました。中でも、職員間の情報共有や報告書作成を通して正確に・わかりやすく伝えることの大切さを学びました。そうした経験を通じて「丁寧に伝える・記録すること」の重要性に興味を持つようになり、より正確さや効率が求められる事務職に関心を持つようになりました。今後はその経験を活かし、より正確さや丁寧さが求められる事務の仕事に携わりたいと考えております。

自己PR(例文)

私の強みは、相手に配慮した丁寧な対応と、業務を正確に進める力です。保育士として日誌や保育記録を毎日作成し、伝わりやすい表現に工夫してきた経験があります。また、複数担任との連携や、急な変更にも柔軟に対応してきたことからチームワークと調整力にも自信があります。事務職でも、正確性と報連相を重視して貢献できると考えております。

販売職に応募する場合(アパレル・カフェなど)

志望動機(例文)

前職では保育士として子どもや保護者との信頼関係づくりを大切にし、日々の声かけや観察を通して相手の気持ちに寄り添う接し方を心がけてきましたが、働く中で「より広く、さまざまな人と関われる仕事」に挑戦したい気持ちが芽生え、異業種転職を考えるようになりました。接客の中でお客様のニーズをくみ取り、安心感を与えるという点において、保育士時代に培った観察力や柔軟な対応力を活かせると感じております。人と関わることが好きな私にとって、販売職はやりがいのある仕事だと考え、志望いたしました。。

自己PR(例文)

保育士時代に培った「相手の立場で考える力」と「状況に応じた柔軟な対応力」は、接客業にも通じると考えています。特に、忙しい中でも一人ひとりに丁寧に関わる姿勢を大切にしてきました。どのような方にも安心して話しかけてもらえるような接客を心がけ、お客様との信頼関係を築ける販売スタッフを目指します。

子ども関連企業に応募する場合(おもちゃ・ベビー用品等)

志望動機(例文)

保育士として日々子どもと接する中で、おもちゃや育児用品が子どもの成長や発達に与える影響を肌で感じてきました。より多くのご家庭や子どもたちに安全で魅力的な商品を届けたいという思いが強まり、商品企画や販促にも関わる形で貢献できる企業に転職したいと考えるようになりました。保育の現場で得た知見を、製品開発やサービス改善に役立てたいと考え、御社を志望いたしました。

自己PR(例文)

子どもの発達段階や安全性への配慮、遊びに対する反応などを日々観察してきた経験があります。特に、おもちゃの素材・形状・使い方による遊び方の変化や保護者の関心ポイントなどを把握しており、現場視点を活かしたリアルな意見を企画・改善にフィードバックできる点が私の強みです。現場とユーザーの橋渡しができる人材として貢献したいと考えています。

子ども向け出版・メディア関連企業に応募する場合

志望動機(例文)

保育士として絵本や知育教材を活用する中で、子どもが夢中になるコンテンツの力を日々実感してきました。働く中で「読む側から、届ける側へ」という関心が強まり、子ども向け出版・メディア業界への転職を決意しました。保育士として現場の子どもたちの反応や保護者の声を数多く見てきた経験を活かし、企画や編集の仕事を通じて子どもたちの成長や興味を引き出す媒体づくりに貢献したいと考えています。

自己PR(例文)

私の強みは、子どもの年齢発達に応じた興味・反応を読み取る観察力です。日々、保育現場で絵本や知育教材を通して子どもがどんな言葉に反応するか、どんな構成で集中力が続くかといった視点で活動を工夫してきました。出版物やメディアでも、子ども目線の感性と現場経験を活かして、読者にとって価値のあるコンテンツづくりに取り組めると考えています。

ITサポート職に応募する場合(カスタマーサポート・ヘルプデスク)

志望動機(例文)

保育士として勤務する中で、保護者との連絡帳アプリの操作サポートや、園内のデジタル記録システムの運用補助に関わる機会があり、ICTを活用することで現場の業務が効率化されることに大きな可能性を感じました。「人を支える仕事」が好きという軸は変わらないまま、より多様な方をサポートできる仕事に挑戦したいという想いが強くなり、異業種への転職を決意しました。ITサポート職は、ユーザーの不安や課題を丁寧にくみ取り、解決に導く役割であり、保育士時代に培った観察力・共感力・説明力を活かせると考えています。利用者の方にとって安心できる存在を目指して、貢献していきたいと考えています。

自己PR(例文)

保育士として、相手のい不安や困りごとをくみ取る力を培ってきました。特に、保護者対応やクラス運営でのトラブル対応では、状況を正確に把握し、冷静に対処する力が求められました。ITサポート職でも、利用者の問題を丁寧にヒアリングし、迅速かつ親身な対応で課題解決につなげられると考えております。

履歴書作成の注意点とアドバイス

  • 保育士を辞めた理由は、「前向きな視点」で簡潔に(例:「働き方を見直し、異業種での挑戦を決意」)
  • 志望動機・自己PRは、企業ごとに少しでもカスタマイズするのが理想
  • 文章は簡潔・具体的に
  • 書ききれない分は、面接で補足できるように準備を

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まとめ

新卒で保育士として働き始めたものの、「このままでいいのかな」「違う働き方もしてみたい」と思うのは、決して逃げではありません。大切なのは、「自分の経験をどう活かせるか」を前向きに言語化すること。

履歴書は、あなたの未来の可能性を伝えるツールです。保育士の経験を誇りに思いながら、次の一歩に進むための第一歩として、丁寧に仕上げていきましょう。

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