保育士のクラスリーダーが苦手…どう乗り越える?不安の原因と対処法を解説

「保育士として働いているけれど、リーダー週になると一気に不安になる…」

「失敗したらどうしようという緊張でしんどい…」
こう感じている方は決して少なくありません。
私も新卒保育士の時は経験もなく、保育の引き出しも乏しかったので上手くやるのに苦労しました…。
そこで本記事では、保育士がリーダー業務を苦手と感じる理由、不安を和らげる方法、それでもつらい時の対処法について詳しく解説します。

保育士がクラスリーダーが苦手と感じやすい理由

まずは、多くの方がつまずきやすいポイントを整理してみましょう。
判断の責任が重いから
リーダーは、保育の進行・職員間の連携・危険回避など多くの判断を求められます。特に行事前やトラブル発生時は、瞬時の判断が必要になります。
責任の重さがプレッシャーになる → 自信が持てなくなる → 苦手意識が生まれる
という流れは非常に多いです。
職員間の連携が求められる
リーダーは職員同士の連携を取る役割も担うため、コミュニケーションへの苦手意識が強い人ほどリーダー業務が負担に感じやすい傾向があります。
活動を行うための準備を頼んだり、状況を共有したり、予定変更を伝えたりと人に働きかける場面が多く、これに抵抗を感じる人も少なくありません。

私も3年目の時、先輩に「もっと人を使うことを覚えた方がいいよ」と言われたことがあります。先輩だと特に頼みづらいですよね…。
クラス全体をまとめる必要がある
リーダーは単に活動を進行するだけでなく、子どもの発達段階や性格、体調や当日の天候を踏まえつつクラス活動を考えてまとめる役割も担っています。
園によっては集団のまとまりが難しいクラスもありますし、ましてや新人のうちは先輩保育士と比べて経験も乏しいです。そんな中で「どうやってクラスを動かすか」を考えながら保育をするのは、非常に高度な仕事です。
経験が浅い段階でリーダーを任されると、この全体をまとめる責任が重く感じられ「自分には向いていないのでは」と不安につながりやすくなります。
そもそもリーダーに向いていない園がある
園の環境の問題で苦手になるパターンもあります。
- 人員配置が薄い
- サポート役がいない
- 園長・主任が相談に乗らない
- 園の雰囲気がピリピリしている
このような園は、経験者でもリーダー業務が負担になりやすいです。
リーダー業務の不安を乗り越えるための対処法

ここからは、リーダー業務に自信をつけるための具体的な方法を紹介します。
「自分がすべて完璧に判断する」という考えをやめる
まず大切なのは、リーダーだからといって何もかも完璧に一人で判断しようとしないという考え方に切り替えることです。
リーダー業務は保育の舵取り役ではありますが、すべてを背負い込む役割ではありません。分からないことや迷う場面では、経験のある職員に相談することが自然ですし、むしろそのほうが教育・保育の質は安定します。周囲に頼ることは決して悪いことではありません。
リーダー業務を一日の流れで考えておく
経験者でも、事前に以下のような型を持つと安定します。
例:
- 朝の流れ(他職員への指示・準備確認をしておく)
- 午前保育の配分
- 昼食時間の段取り
- 午睡のポイント
- 午後の活動の段取り
- 共有・引継ぎ内容
園によって違いはあるものの、大まかなパターン化が可能です。ノートやスマホに自分なりの流れをまとめておくと、リーダー時でも落ち着いて進められます。
現場でのコミュニケーションをシンプルにする
リーダーが苦手な方の多くは、「先輩に頼みづらい」「どう伝えればいいか分からない」ことで苦手意識を抱えます。
以下のように短く伝えるだけで大丈夫です。
- 「〇〇の準備お願いします」
- 「△△の様子が気になるのでフォローお願いします」
- 「この後□□に移ります」
短い・簡潔・一文を意識するだけで、伝わりやすくなり負担も軽減します。
どうしてもつらいときの対処法

ここまで紹介した方法を試しても「やっぱりリーダー業務が負担…」「毎回不安で前日から眠れない…」という場合は、環境を見直すタイミングかもしれません。
相談できない園は、長く続けるほどしんどくなる
リーダー不安は、相談できる環境があれば軽減されるものです。
しかし実際には「先輩が厳しい」「園長が話を聞かない」「園の雰囲気がピリピリしている」「忙しくて相談する時間がない」という園も多く、こうした園に長くいるほどリーダー業務の苦手意識は強くなります。
あなたが悪いわけでも能力が低いわけでもありません。ただ、園があなたに合っていないだけというケースも非常に多いです。
リーダー負担が少ない園に移る選択肢がある
近年は多様な保育現場が増えています。例えば、次のような職場はリーダー負担が少なめです。
- 小規模保育園
- 人数も少なく、落ち着いた雰囲気で保育ができる
- 企業主導型保育園
- 行事が少なく、職員配置にゆとりがある園も多い
同じ「保育士」でも、園によって働きやすさは全く違います。
リーダー業務に不安を抱えながら毎日過ごすより、働きやすい園へ移ったほうが保育そのものを楽しめるようになります。

でも、働きやすい園がどこかなんて分からないし…
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保育士以外にも、「保育事務」という働き方についても書いています↓


おわりに

保育士がリーダー業務を苦手に感じるのは、決して珍しいことではありません。むしろ「責任感が強い」「子どもの安全を第一に考えている」証拠でもあります。
無理に背負い続ける必要はありません。あなたが安心して働ける園、リーダー負担の少ない環境は必ずあります。
もし、「今の園でリーダー業務がつらい」「不安が強くて毎日しんどい」と感じている場合は、一度働き方を見直すタイミングかもしれません。
