保育士エピソード・ノウハウ
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元正社員保育士の本音|私が『保育士は二度とやりたくない』と思った理由とその後

yura
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まず前提として、私は子どもが嫌いになったわけでも、保育という仕事そのものを否定したいわけでもありません現に私は今パートで保育補助として働いています

それでも「もうあの働き方は無理だ」と感じています。

この記事では、元正社員保育士だった私が、なぜそこまで思い詰めたのか
そしてその後どんな選択をして、今どう感じているのかを、きれいごと抜きで書いていきます。

同じように悩んでいる方が、「自分だけじゃない」「考え直してもいいんだ」と思える材料になれば幸いです。

yura(筆者)
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Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育園で保育士として4年間勤めました(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は、保育事務に転職。現在は時間に融通の利く保育士パートとして勤務しています。

正社員保育士として働いていた頃の現実

私は新卒で保育士として就職し、担任として現場に立っていました。ですが、現実は想像以上に厳しいものでした。

慢性的な人手不足

職場は慢性的な人手不足で、余裕がない状態でした。特に保育士と言う職業柄、女性が多いというのもあり、結婚で退職する人、産休・育休で休む人、働いていても子どもの熱で早退、子どもがいるからフルタイム勤務は無理など、とにかく職員の入れ替わりが激しい職場でした。

休憩時間はあってないようなもので、気づけば勤務中にトイレに行ったのは一回だけというのも珍しくありませんでした。

業務量の多さ

yura()筆者
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私が正社員保育士で一番しんどかった理由はこれです…。

日々の保育に加えて、書類作成(連絡帳・日誌・週案・月案・児童票など)や行事準備、製作活動の準備、会議などの業務も多く、終わらない時は持ち帰り仕事になることも珍しくなかったです。そのせいで睡眠時間が削られたり…。

世間が言う保育士が「子どもと遊ぶだけの仕事」だったらどれほど良かったでしょうね…。

休みたくても休めない

特につらかったのは、常に余裕がない状態が当たり前になっていたことです。

体調が悪くても代わりがいないため簡単には休めず、気持ちが落ち込んでいても子どもの前では笑顔でいなければなりません。ミスが許されない仕事である一方、責任だけはどんどん重くなっていく感覚がありました。

yura(筆者)
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「いっそ熱が出てくれれば休めるのにな」と思ってしまうこともありました。

それでも当時は、「保育士なんだから仕方ない」「しんどいのはみんな同じ」と言い聞かせて働いていました。

ありがたいことに筆者の職場は、人間関係や福利厚生は他の園より良かったです。都内で一人暮らしでしたが、借り上げ社宅制度のおかげで働いている間は家賃も無料だったので貯金もできました。

「2度と保育士はできない」と思った瞬間

ある日、ふと「この働き方を、あと10年続けられるだろうか」と思いました。考えるまでもなく「無理だ」と思いましたね。

体力的にも精神的にも限界が近づいているのを自分が一番分かっていましたが、「せっかく取った資格がもったいない」という気持ちもあったのは事実です。

その後、保育士を退職

その後、私は結婚して引っ越すことになったため、お世話になった保育園を退職しました。子ども達や保護者の方、先生方とお別れするのは名残惜しかったですが、「もうあの業務量をこなすのは無理だな」とも思いました。

辞めたあとに見えた「保育士以外の選択肢」

保育事務という働き方を知った

保育士を辞めると決めたとき、最初に考えたのは「保育の知識を活かせる仕事はないか?」ということでした。

そこで知ったのが保育事務という選択肢です。

保育事務は、園の運営を支える立場として事務作業や保護者対応、制度に関わる業務などを担います。保育士として培ってきた知識や感覚が活かせる場面も多くありました。

実際に転職してみて感じたのは、同じ保育業界でも働き方や負担は大きく異なるということです。「保育士を辞める=保育に関わらなくなる」というわけではないのだと、初めて実感しました。保育士資格を活かしながら、少し違う立場で働くことを考えている方には、保育事務という選択肢も十分に現実的だと思います。

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保育士経験があるからこそ理解できる業務も多く、「この道もありだったんだ」と心から思えました。

詳しくはこちら
保育事務は大変?元経験者が明かすリアルな仕事内容と必要な資格、大変だったこと
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保育の経験は無駄ではなかった

保育士を辞めた当初は、資格がもったいないと思うこともありました。

ですが、保育士の経験は決して無駄ではありません。

保育士として働く中で身についた、相手の立場を考えながら対応する力や、状況を見て判断する力、同時に複数の業務を進める力、責任を持って仕事に取り組む姿勢、細かな変化に気づいて報告する力は、保育事務の仕事でも確実に役立ちました。

私は保育事務として働いた後、現在は時間に融通の利く保育士パートとして勤務しています。

正社員時代とは違い、自分に合った働き方を選ぶことで、保育業界と無理のない距離感で関わり続けることができています。

今だから思えること

嫌なのは仕事の構造的な問題だった

保育士を辞めた直後は、「自分は保育士に向いていなかったのではないか」と何度も思いました。

正社員として働いていた頃、子どもに対して余裕を持てなくなっていた自分を思い返すと、その考えが頭から離れなかったからです。

しかし、保育士という働き方から一度距離を置いた今だからこそ、はっきりと言えることがあります。私は子どもが嫌になったのではなく、保育の仕事を取り巻く構造そのものだったということです。

現場で働いていた頃は、忙しさや責任の重さに追われ「つらいのは自分の努力が足りないから」「もっと頑張らなければいけない」と、すべてを自分の問題として抱え込んでいたからです。

「二度とやりたくない」と思った人に伝えたいこと

もし今、あなたが保育士はもう無理だと感じていたり、二度と戻りたくないと思うほど追い込まれていたりするのであれば、その気持ちを無理に否定する必要はありません。

ただし、感情だけで結論を出してしまうのではなく「続ける」「辞める」「環境を変える」という複数の選択肢を一度整理してみてほしいと思います。

環境を変えるだけで楽になる人もいれば、保育業界そのものから距離を置いたほうが心身ともに安定する人もいます。

「つらい」「限界だ」と感じるのは、個人の弱さではなく、環境の問題である場合がほとんどです

保育士として続けるか迷っているなら

「子どもは好きだけど、保育士を続けられそうにない」と思う方も多いと思います。

そのような場合は、保育業界に特化した転職サービスを利用して、他の園の実情を知るだけでも考え方が変わることがあります。

園の人間関係や雰囲気、残業や持ち帰り仕事の実態などは、個人で集めるのが難しい情報です。転職するかどうかは、そうした情報を知ったうえで決めても遅くありません

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異業種転職という現実的な道

一方で、「もう保育業界そのものから離れたい」と感じる人もいると思います。私自身も、かなり悩みました。保育士しか経験がない自分が、異業種で通用するのだろうかという不安は大きかったです

しかし、保育士の人と関わる力、複数の業務を同時に進める力、責任感、報告や連絡を大切にする姿勢などは、事務職や営業職、接客業など、さまざまな分野で活かすことができます。

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保育士としての経験しかないと感じている人ほど、自分の可能性を過小評価してしまいがちですが、実際にはその経験を評価してくれる職種や企業は確実に存在します。

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まとめ

「保育士は二度とやりたくない」

この言葉を口にするのは、勇気がいることです。でもそれは、あなたが真剣に仕事と向き合ってきた証拠でもあります。

無理を続けることが正解ではありません。

情報を集め、選択肢を知り、自分に合った働き方を選ぶことが何より大切です。

この記事が、あなたが少しでも冷静に考えるためのきっかけになれば嬉しいです。

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