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保育士だけど眠れないほどつらい…不安の正体と心を軽くする方法

yura
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「製作準備・書類間に合ってない、寝てる場合じゃない…」

「明日また先輩に怒られたらどうしよう…」

保育士として働く中で、布団に入っても頭の中が不安でいっぱいになり、眠れない夜を過ごしている方は少なくありません。この記事では、保育士が不安で眠れなくなる理由の正体を明らかにしつつ、心を少しでも軽くする方法を解説していきます。

yura(筆者)
yura(筆者)
Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育士として保育園で4年間担任を勤める(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は引っ越しを機に、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く幼稚園パート(保育補助)として勤務している。

保育士が眠れないほどの不安を抱える背景とは?

責任の重さと終わりのない業務

  • 子どもの命と安全を守る責任
  • 保護者対応、行事準備、記録書類、壁面装飾など、持ち帰り仕事が当たり前
  • 「何か抜けてるんじゃないか」とずっと頭から離れない

職場の人間関係や空気感

  • 先輩や主任に気を遣いすぎて神経がすり減る
  • 理不尽な注意や陰口、ミスへの過剰な反応
  • 「明日もまた気を張らなきゃいけない」と思うと、緊張が取れない

自己肯定感の低下

  • 叱ってばかりで自己嫌悪に陥る
  • まわりの先生と比べて「自分はできていない」と感じてしまう
  • 子どもや保護者との関係がうまくいかず、「向いてないのかも」と思ってしまう

これらが重なることで、就寝前の脳がフル回転状態になり、眠れなくなるのです。

yura(筆者)
yura(筆者)

私は実習で眠れない日々を過ごしました。慣れない環境で動いたり、毎日夜遅くまで日誌を書いたりしていたので疲れているはずなのにベッドに入っても眠れない…。その後ストレスから過敏性腸症候群になりました。(病院で薬をもらい、なんとか実習は終えました…)

不安で眠れないときに起きている身体と心の状態

  • 交感神経が優位になり、体が戦闘モードのまま
  • 「眠らなきゃ」と思うほど逆に覚醒してしまう
  • 睡眠不足→集中力低下→ミス→自己否定…の悪循環

この状態でのNG行動

  • 寝る直前までスマホで「保育士 つらい」などの検索
  • 寝酒でごまかす(逆に眠りが浅くなる)
  • 朝ギリギリまで寝て出勤(余計に焦って心拍数が上がる)

不安で眠れない夜に試してほしい7つの方法

① 不安を「書き出す」

頭の中で考えていることが渦巻いている状態では、脳はずっと“思考の処理中”になり、リラックスできません。 紙やノートに、今思っていること・不安なこと・明日の予定などを“そのまま”書き出してみましょう。 ポイントは、うまく整理しようとせず、ただ「出す」こと。 脳の負担を外に移すことで、不安が軽くなり、「考えすぎて眠れない」状態から抜け出しやすくなります。

② 寝る前に深呼吸+ストレッチ

布団に入る前に、軽く体をほぐして呼吸を整えることで、交感神経から副交感神経への切り替えがスムーズになります。おすすめは「4秒吸って、6秒吐く」ゆっくりした呼吸。呼吸に意識を向けることで、思考のスイッチもオフになっていきます。 ストレッチは、肩・首・腰回りを軽く伸ばす程度でOK。“眠る準備をする儀式”のようなルーティンにすることで、習慣化しやすくなります。

③ 「今日やったこと・できたこと」を3つ書く

不安で眠れないとき、人は「できなかったこと」「失敗したこと」ばかりに意識が向きがちです。 しかし、どんな日でも“何かしらやれたこと”はあるはず。「笑顔であいさつできた」「保護者の一言にうまく対応できた」「子どもが笑ってくれた」——そのような小さな達成を3つ書き出してみてください。 できたことに目を向けると、自己肯定感が少しずつ回復し、安心感が戻ってきます。

④ 不安を“別の視点”から言い換えてみる

不安な気持ちが強いとき、頭の中ではネガティブな前提が当たり前のように流れています。 例:「保護者が怖い」→「怒られるかもしれない」→「辞めたい」 これを、意識的に言い換えてみることで、感情のループを断ち切ることができます。(例:「保護者が厳しい」→「それだけ子どもを大事に思っている人」) 事実は変わらなくても、受け止め方を変えることで、不安の感じ方は大きく変わります。

⑤ 同じ立場の人の声を読む

自分だけが苦しんでいるような気持ちになると、不安や孤独感は増幅します。そんなときは、SNSやブログなどで「保育士 つらい」「保育士 眠れない」などのキーワードで検索し、同じように悩んでいる人の声に触れてみましょう。「自分だけじゃなかった」「この人も悩みながら頑張ってるんだ」と思えることで、安心感や共感が得られ、不安の孤立感がやわらぎます。(ただし、夜遅くまで調べ続けるのはNG)

⑥ 朝の行動ルーティンを決める

眠れない夜が続くと、朝のスタートにも悪影響が出ます。そんなときは、朝の行動を「自動化」することが効果的です。たとえば、「起きたらカーテンを開ける」「白湯を飲む」「好きな音楽を流す」など、簡単な習慣を3つセットにして毎朝行ってみてください。 そうすることで、脳が“新しい1日が始まる”と認識し、自然と気持ちも切り替わりやすくなります。

⑦ 転職・異動も視野に入れてみる

どうしても眠れない日が続いたり、不安が慢性的になっている場合、環境そのものが合っていない可能性があります。 我慢し続けて心身を壊す前に、「園を変える」「職場の体制が違う場所に行く」「思い切って異業種に転職する」など、選択肢を広げてみてください。 保育士の経験は、接客、事務、教育、福祉など多くの分野で評価されます。

大切なのは、「自分が悪い」のではなく、「環境が合わなかった」と捉えること。 心の健康を第一に、自分に合った場所を見つけることが最優先です。 状況が変わらないなら、自分を守る選択肢として“離れる”という判断もあっていい

どうしてもつらいときは…「辞めてもいい」という選択肢

「辞めたいと思ってはいけない」と自分を責めていませんか?

でも、心と体が限界を迎える前に“環境を変える”という選択肢は、自分を守るための大切な一手です。

  • 無理をして続けた結果、うつや体調不良になる人も少なくありません。
  • 「逃げではなく、再出発」と考えていいのです。
  • 保育士の経験は、他の仕事でも活かせます。

どうしても今の職場が合わないと思ったら、転職サイトやキャリア相談サービスを活用するのも一つの方法です。

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まとめ|眠れない夜、自分を責めないで

保育士としての仕事は本当に大変で、責任も重く、人間関係も複雑です。だからこそ、「つらい」「不安だ」と感じるのは、あなたが真剣に向き合っている証拠です。

それでも眠れないほど追い詰められているなら、無理に一人で抱え込まず、心の声に耳を傾けてください。

  • 自分を責めないこと
  • 一歩引いて見つめ直すこと
  • 必要なら環境を変えること

心を守るためにできることは、たくさんあります。どうかあなたが、少しでも穏やかに眠れる夜を取り戻せますように。

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