パート保育士なのに書類まで任されるのはおかしい?現場の実態を解説
Last Updated on 2025年9月16日 by yura

「パート保育士なのに、気づけば書類業務まで任されている…」
本来、パート保育士は正社員の補助的役割を担うことが多く、勤務時間も短め。しかし、現場によってはフルタイム正社員と同じように書類作成を求められ、「パートなのに…」と不満を感じるケースも…。
この記事では、パート保育士に書類業務を任せる現場の実態や問題点、働きやすい職場を見つける方法について解説します。

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パート保育士に期待される本来の役割

まずは、一般的に想定される「パート保育士」の役割を整理してみましょう。
例:
- 子どもへの保育補助(食事介助、排泄介助、遊びの見守りなど)
- 短時間勤務での補助(朝・夕の時間帯のサポートなど)
- 正社員の休憩や会議中の代替保育
- 簡単な環境整備(掃除や片付け)

私も正社員時代はパート保育士さんに何度も助けられてきました。
パート保育士は本来は保育の補助が中心であり、責任の大きい業務や長時間の残業を伴う仕事は想定されていません。
ところが現場によっては、この役割の線引きがあいまいになり、パートでも書類業務が求められることがあります。
パート保育士に書類業務が任される背景

なぜ、パートであるにもかかわらず書類業務まで担当させられるのでしょうか。その背景にはいくつかの理由があります。
人手不足
多くの保育園は慢性的な人手不足に悩んでいます。正社員だけでは書類業務を処理しきれず、パートにも割り振らざるを得ない状況になるのです。
法的な書類の多さ
保育園は児童福祉法や指導監査に基づき、多くの書類を作成しなければなりません。
- 日誌
- 指導案(週案・月案など)
- 発達記録
- 連絡帳
- 行事記録
- インシデント報告書
など、多岐にわたるため、分担が必要になります。
書類業務の属人化
ある程度の経験を積んだパート保育士は、書類業務を任されやすくなります。「できるからお願い」となることが常態化するのです。

私が以前勤めていた園でも、正社員が書くような書類をベテランのパート保育士が書くことになっていた事がありました。そのことを本人が園長に抗議すると、なぜか「正社員になれ」と言われていましたね…。
書類業務をパートに任せる園の問題点
もちろん、パート保育士が書類業務を担うこと自体が必ずしも「間違い」ではありません。
しかし、次のような問題点も見逃せません。
- 業務量に対して賃金が見合わない
- パートの時給は正社員より低いのが一般的。それなのに同じ仕事をするのは不公平感につながる。
- 契約内容と異なる
- 募集要項や雇用契約に「書類業務あり」と書かれていないのに実際は担当させられるケース。
- 責任の重さが大きい
- 書類は監査対象にもなり、誤記が大きな問題になる可能性があります。
- 家庭との両立が難しくなる
- 書類作業のために残業や持ち帰りが発生し、ワークライフバランスを崩しやすい。
「おかしい」と感じたときのチェックポイント

もし今の働き方に違和感を覚えるなら、次の点を確認してみましょう。
- 雇用契約書や求人票に「書類業務」の記載があるか
- 他のパート保育士も同じように業務を任されているか
- 書類作業の分担やサポート体制があるか
- 残業や持ち帰りが常態化していないか
これらが曖昧である場合、「パートなのに書類業務も」という状況は改善の余地があります。
書類業務の負担を減らすための工夫
少しでも負担を減らしたい…という場合には次の工夫も試してみましょう。
- 上司に相談する:「時間内で処理できる範囲で担当したい」と伝える
- 業務分担を見直す:正社員や他のパートと役割を整理する
- ICT導入を提案する:保育記録や連絡帳アプリを使う園も増えています
働きやすい園を見つけるために

「パートなのに正社員並みの仕事量を求められる」ことに悩む方は少なくありません。しかし、園によってはパートは保育補助が中心で、書類業務を任されない職場もあります。
こうした職場に出会うには、転職サイトやエージェントを活用するのが効率的です。
特に大手の保育士転職サイトは、園の内部事情や業務分担の実態を把握していることが多く、「書類業務が少ない園」「短時間勤務歓迎」など条件に合った求人を紹介してくれます。
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まとめ

- 本来パート保育士は「補助的な役割」が中心
- しかし人手不足や園の方針によって書類業務を任されることがある
- 賃金や契約に見合わない負担は「おかしい」と伝える
- 働きやすい園を見つけるには、転職サイトで内部情報を得るのが近道
「パートなのに書類業務まで…」と悩んでいる方は、一度ご自身の契約内容や園の方針を確認しつつ、将来を見据えて転職活動を検討してみてください。