怖い先輩保育士に悩んだら|現場経験者が教える対処法

「先輩保育士が怖くて、毎日職場に行くのがつらい…」

「注意されるたびに萎縮してしまい、自分がダメな保育士に思えてくる」
保育の現場で、このような悩みを抱えている方は少なくありません。
私自身、現場で働いている経験から断言できるのは「怖い先輩に悩むのは、あなたのせいではないケースが非常に多い」ということです。
この記事では、
- 怖い先輩保育士の特徴例
- やってしまうと状況が悪化するNG行動
- 怖い先輩保育士と上手く関わる方法・対処法
などについて、現場目線で整理します。

怖い先輩保育士の特徴例

ここでいう「怖い先輩」について例をあげます。
感情で指導するタイプ
怖い先輩保育士の中には、その日の気分によって態度や言動が大きく変わる人がいます。
機嫌が良い日は穏やかでも、忙しい日や疲れている日は急に冷たくなったり、強い口調で注意されたりすることがあります。指導内容に一貫性がなく、昨日は問題なかったことを今日は責められるというケースも少なくありません。
こうした先輩の場合、後輩への指導というよりも感情のはけ口になってしまっている可能性があります。
ミスを必要以上に責めるタイプ
小さなミスに対しても強く叱責し、必要以上に責任を追及する先輩保育士もいます。
特に人前で注意されたり、「前にも言ったよね」と繰り返し責められたりすると、自信を失ってしまう方も多いでしょう。本来であれば改善点を具体的に伝えることが指導ですが、このタイプの先輩は否定的な言葉が中心になりがちです。
その結果、後輩が萎縮し、さらにミスを重ねてしまうという悪循環に陥ることもあります。
パワハラ・いじめをするタイプ
怖い先輩保育士の中には、指導の範囲を超えた言動を繰り返し、精神的に追い詰めてくるタイプも存在します。
例えば、特定の後輩にだけ強い口調で当たる、無視や冷たい態度を取る、人格を否定するような発言をするなどが挙げられます。
このタイプの先輩は、後輩の成長や保育の質向上ではなく、自分の立場を守ることや優位性を示すことが目的になっていることがあります。そのため、どれだけ努力しても態度が改善されにくく「何をしても否定される」「自分だけ当たりが強い」と感じる状況が続きやすいのが特徴です。
こうした環境では、本人の問題というよりも、園全体としてハラスメントを見過ごしている体制そのものに課題がある場合もあります。

私が働いていた園でも、主任が特定の人物にだけキツい言葉をかけるという事がありました。私や私の同期とは普通に接していたので、話を聞いたときは少しショックでしたね…。
自分のやり方が絶対なタイプ
チームとしての連携よりも、自分のやり方を優先する先輩保育士も存在します。
他の先輩に確認すると違うことを言われるのに、その人に従わないと不機嫌になるため現場で混乱が生じやすくなります。質問や相談をすると面倒そうな態度を取られることもあり、「聞くこと自体が怖い」と感じてしまう原因にもなります。
この場合、何を基準に動けばいいのか分からなくなり、精神的な負担が大きくなります。
先輩保育士に対してのNG行動

正面から感情的にぶつかる
怖い態度を取られると、つい感情的に反論したくなることもあるでしょう。
しかし、正面から感情をぶつけてしまうと、「扱いにくい後輩」「反抗的な人」という印象を持たれ、状況がさらに悪化する可能性があります。冷静さを保つことは簡単ではありませんが、自分を守るためにも衝突は避けたほうが無難です。
自己判断で動く
先輩の指示を聞いて「自分のやり方のほうが正しい」「この指示はおかしい」と感じたり、先輩に質問することへの恐怖心から、自己判断で動いてしまう事があるかもしれません。
しかし、確認や相談をせず指示を無視したり、自己判断で違う行動を取ったりすると、先輩からの信頼を大きく損ねてしまいます。
たとえ指示内容に納得できなくても、まずは一度受け止めたうえで、「こういう理解で合っていますか」「別の方法でも大丈夫でしょうか」と確認する姿勢が重要です。勝手な判断は、関係悪化の原因になりやすい行動の一つです。
我慢し続けて心身を壊す

毎日のように強いストレスを感じ、食欲が落ちたり、眠れなくなったりするような状態が続いている場合、それは無理をしすぎているサインです。
こうした状態を放置して我慢し続けることは決して美徳ではありません。心や体を壊してしまう前に立ち止まって考える必要があります。長期的に見て、保育の仕事自体が嫌いになってしまう可能性もあります。
怖い先輩保育士と上手く関わる方法・対処法

指導内容は感情と切り離して受け取る
怖い先輩からの言葉は、どうしても感情的に受け止めてしまいがちですが、すべてを真に受ける必要はありません。
その中に、保育の安全や業務上必要な指摘が含まれているかどうかを冷静に見極め、必要な部分だけを拾う意識を持つことが大切です。言い方がきついという理由だけで、内容すべてを自分への否定として受け取らないことで、精神的な負担を減らすことができます。
報告・連絡・相談を意識的に行う
保育現場だけに関わらず、一緒に働くうえで「報告・連絡・相談」はとても大切です。
そのため、些細なことでも一言伝える、判断に迷った時点で早めに相談する、作業が終わったら簡単に報告する、といった行動を意識することが重要です。
完璧な仕事ができるかどうかよりも、状況が共有されていることの方が先輩にとっては安心材料になります。こうした積み重ねが「相談してくれる後輩」「把握しやすい後輩」という評価につながり、信頼関係の土台になります。
先輩ごとのこだわりを把握する
多くの先輩保育士には、それぞれ特に重視しているポイントがあります。
書類の書き方に厳しい人もいれば、子どもへの声かけや時間管理に強いこだわりを持つ人もいます。すべてを完璧に合わせる必要はありませんが、その先輩が特に気にしている点だけは外さないように意識することで、摩擦を大きく減らすことができます。
全方位で評価されようとするよりも、ポイントを押さえる方が現実的です。
信頼できる職場の人に相談する

怖い先輩との関係に悩んでいると、視野が狭くなり「この人とうまくやるしかない」と思い込んでしまいがちです。しかし、信頼できる別の先輩や園長、主任などに相談をすることで、別の視点を得られることがあります。
また、園長や主任に相談することで配置換えを検討してもらえる可能性もあります。
記録を取っておく
どうしてもつらい場合は、
- いつ
- どんな言動があったか
- その時どう感じたか
を簡単にメモしておくことをおすすめします。
これは後に相談や環境を変える際、感情論ではなく事実として説明する材料になります。
上手く関わることが難しい場合もあると知る
どれだけ工夫しても、相手や環境が変わらなければ関係が改善しないケースもあります。その場合、「上手く関われない自分が悪い」と考える必要はありません。
人間関係は相性や職場の体質に大きく左右されるものであり、努力だけで解決できないこともあります。この現実を知っておくこと自体が、自分を追い詰めすぎないための大切な考え方です。
環境を変えることも視野に入れる
既に心身の負担が大きく、改善されにくいと感じた場合は、環境を変えるという選択が現実的です。
保育現場は園によって人間関係や書類の負担、休憩が取れるかどうかなどが大きく異なります。同じ保育士という仕事でも、職場を変えるだけで働きやすさが劇的に変わることは珍しくありません。

「でも、良い園がどこかなんて分からないし…」
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最近は「保育の知識を活かしつつ、身体への負担が少ない働き方」へ移る人も増えています。特に事務職への転職が人気です。
私自身も保育事務として働いていましたが、裏方として働きながらも時々子どもと関わることができるので、とても楽しかったです。


まとめ|あなたが壊れる前に選択肢を持ってほしい

怖い先輩保育士に悩むのは、珍しいことではありません。
ですが、
- つらさを我慢し続ける必要はない
- あなたの価値が否定されているわけではない
- 環境を変えることは前向きな選択
この3つは、どうか忘れないでください。
保育士として働き続けるためにも、「今の園しかない」と思い込まないことが、あなた自身を守ることにつながります。
