働き方
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保育士パートなのに担任?現場の理不尽な実態と正しい対応策

yura
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「パートなのに担任を持たされた…」

「契約と違う責任を押しつけられている気がする」

そんな悩みを抱える保育士の声が、近年増えています。本来、パート保育士は補助業務が中心のはずです
しかし実際には、人手不足や園の都合で担任を任されてしまうケースが多く存在します。

この記事では、保育士パートが担任を任される背景、契約上の問題点、そして無理なく対処する方法を解説します。

yura(筆者)
yura(筆者)
Profile
大学で4年間保育・幼児教育について学んだ後、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得。卒業後は保育園で保育士として4年間勤めました(1・2・3歳児クラス経験あり)。結婚後は、幼稚園事務に転職。現在は時間に融通の利く保育士パートとして勤務しています。

そもそもパート保育士とはどんな働き方?

パート保育士の基本的な役割

パート保育士とは、週3〜5日・短時間勤務など柔軟な働き方をする非常勤職員を指します。
主な業務内容は以下の通りです。

主な業務内容(例):

  • 正職員のサポート(おむつ替え・食事介助など)
  • 環境整備
  • 製作活動・行事活動の準備、サポート
  • 補助的なクラス対応(副担任・フリーなど)

など

本来は、担任保育士の補佐役という立ち位置です。つまり、クラス運営の責任を負う必要はありません。

なぜパート保育士に担任を任せる園があるのか

深刻な人手不足

保育士不足は依然深刻です。

特に地方や小規模園では、正職員を確保できず、「とりあえずパートに任せるしかない」という苦しい状況が発生しています

経験豊富なパートに頼らざるを得ない

現場では、長年勤務しているパート保育士のほうが実務経験が豊富なことも多いです。
その結果、園長や主任が「〇〇先生なら安心だから担任お願いね」と頼む構造があります。

しかし、それは感謝と責任が釣り合っていない状態でもあります。

契約・労働条件の観点から見た問題点

契約内容と実際の業務が違う場合は「契約違反」

パート契約書に「補助業務」と明記されているのに、担任業務(書類作成・保護者対応・行事責任など)を負わされている場合、これは契約内容の逸脱にあたります。

明確な合意がないまま担任を押しつけられている場合は、改善を求める正当な理由があります。

給与と責任が見合っていない

担任としての責任を負うなら、

  • 社会保険への加入
  • 職務手当
  • 賞与の支給

など、責任に応じた待遇改善が本来必要です。

しかし、現実には「時給のまま」「手当なし」という例が大半。この不均衡が「理不尽だ」と感じる最大の原因です。

トラブル時の責任の所在が曖昧

もし子どもにケガやトラブルが発生した場合、園としての責任はありますが、現場では「担任だから」とパート本人に責任が押し付けられるケースも見られます。

契約上の職務範囲が明確でない場合、リスクを一方的に背負うことになりかねません

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パートなのに担任を任されたときの対処法

まずは契約内容を確認する

契約書や雇用条件通知書を見直し、

  • 業務内容
  • 勤務時間
  • 手当・給与形態

がどう記載されているかを確認しましょう。

「担任業務」と明記されていない場合は、契約外の業務を行っている可能性があります。

園長・主任に冷静に相談する

感情的にならず、「担任の業務内容についてご相談したいのですが、契約書では補助業務となっております。担任業務を行う場合の責任範囲や手当についても確認したいです。」と相談しましょう。

ポイントは、「納得のいく形で働きたい」という姿勢を見せること。決して「文句を言う」のではなく、「確認と相談」のスタンスを取るのが大切です。

yura(筆者)
yura(筆者)

私が以前働いていた園でも、パートさんが担任業務を任されそうになったので上に相談した結果、正社員登用されていました。

もし転職したくない場合は、働いている園次第ですが、正社員雇用への切り替えという手段もあります。

無理な場合は転職を検討する

相談しても改善されない場合、無理を続けるのはおすすめできません。パート勤務は本来、家庭やプライベートと両立するための働き方。転職を検討するのも、一つの手段でしょう。

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まとめ ― 自分の生活と心を守るために

保育士パートなのに担任を任される。それは、あなたが信頼されている証でもあります。
しかし、信頼と責任の重さが釣り合っていないなら、放置してはいけません。

  • 契約内容を確認する
  • 冷静に相談する
  • 改善されないなら転職・配置転換を考える

これらを実践することで、「理不尽さ」を自分の中で整理し、より良い働き方へ踏み出せます。

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